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オランダのマルチ・インストゥルメンタリスト、Eelco Topperによるソロ・プロジェクトFelbmの最新アルバム『winterspring/summerfall』の日本独自CDリリースが決定 & 野外リスニング・フェスティバル EACH STORYへの初出演も決定


オランダのマルチ・インストゥルメンタリスト、Eelco Topperによるソロ・プロジェクトFelbmの最新アルバム『winterspring/summerfall』の日本独自CDリリースが決定!そして“音の楽園”と称される野外リスニング・フェスティバル “EACH STORY”への初出演も決定致しました。

 

Felbm “winterspring/summerfall” Japanese CD version out on August 29


Artist: Felbm

Title: winterspring/summerfall
Label: PLANCHA
Cat#: ARTPL-241

Format: 2CD / Digital

※日本独自CD化 (2CD仕様)
※解説付き予定

Release Date: 2025.08.29
Price(CD): 2,800 yen + tax


2024年にmaya ongakuの招聘で初来日を果たし、今年はEACH STORYへの出演も決定したFelbmの最新アルバム『winterspring/summerfall』が日本独自CD化。
日本の二十四節気にインスパイアされた本作は有機的な楽器の融合とフィールドレコーディングを織り交ぜた洗練されたサウンドで、季節の移り変わりを表現した傑作。

おそらく彼にとって最も輝かしい作品と言えるであろう。オランダのマルチ・インストゥルメンタリスト、Eelco Topperによるソロ・プロジェクトFelbmの通算4作目のフル・アルバムにして日本デビュー作。冬春夏秋をテーマにした、タイムレスに響き渡る組曲を披露しているこの作品は、彼の直近のソロ2作『Elements of Nature』と『cycli infini』から自然な流れで発展したもので、自然と周期的なパターンに触れながら、日本の二十四節気というレンズを通してこれらのテーマを拡張している。

Felbmは、日本の茶道に関する本を読んでいる時に、古代中国と日本で用いられていた暦である二十四節気に触れた。二十四節気は、時間を四季に分けるのではなく、24の節点を用い、各節気を6つの期間で区切ることで、自然界で起こっていることを正確な瞬間に記録するものであり、こうした節目の詩情にFelbmは魅了された。 2022年11月から、彼は1年間、二十四節気を追うことを決意した。雲の形から気象パターン、動物の生態から植物の芽吹きまで、自然を観察し、日記に記録していくと同時に、それぞれの時期に経験した変化や考察からインスピレーションを得た音楽のアイデアを集めていった。これらの思索は一年を通してゆっくりと形を成し、本作『winterspring/summerfall』へと発展していくこととなった。

なめらかに移り変わる季節を表現した本作で私たちが耳にする音は季節とともに微妙に変化していく。冬の長い音は広大な感覚を引き出し、時間が無限の眠りの中で伸びていく。重々しい低音は影を落とし、澄み切ったパーカッションと、コマドリの卵のような空を舞う鳥たちとともに、清らかな瞬間が生まれる。

冬は、揺らめく光とともにその層を脱ぎ捨て、春の到来が風景全体に広がる。生命の羽ばたきが戻り、楽器が軽やかな旋律を奏で、感覚を呼び覚まし、新たな生命力で動き出す。これらの表現は、夏の訪れによってさらに深まる。爽やかで軽やかな暖かさは、この時期の豊かな植物の実りを捉え、爽やかな土の質感と音色のうねりは、太陽の熱気の蜃気楼の中できらめく。秋への移行は、静かな交わり、深く豊かな季節の根付いた土の質感と有機的な音の泉に抱かれているような感覚を呼び起こす。夏の滑らかな音は秋が訪れるにつれて、ざらざらとした音色を増し、にわか雨はこれから訪れる寒い季節の到来を招き入れる。

24の季節の節目を通じて私たちが耳にし、感じるものは、まさに地球の壮大さへの畏敬の念に他ならない。Felbmは自然の観察者であるだけでなく、あらゆる要素の奇跡的な本質に同調している。鳥のさえずり、草の葉、露の雫、鉛色の雲、それら一つ一つが、私たちが日々の生活の中で経験する絶え間ない変化の中で果たす役割を。『winterspring/summerfall』は大切にすべき贈り物であり、私たちを取り巻く世界における導き手、管理者、共謀者として、Felbmはアルバムを聴く際に最後の願いを託す:「最後に、Henriëtte Roland Holstの “自然の静寂は多くの音を知っている” という言葉を心に刻み、自然の沈黙に耳を傾けてください。


TRACK LIST:

DISC 1:
01. winter i
02. winter ii
03. winter iii
04. winter iv
05. winter v
06. winter vi
07. spring i
08. spring ii
09. spring iii
10. spring iv
11. spring v
12. spring vi

Disc 2:
01. summer i
02. summer ii
03. summer iii
04. summer iv
05. summer v
06. summer vi
07. fall i
08. fall ii
09. fall iii
10. fall iv
11. fall v
12. fall vi

all music composed, performed, recorded & mixed by Eelco Topper
double bass by Nana Adjoa
ceramic percussion on ‘winter’ by Gemma Luz Bosch

created between November 2022 and December 2023
mastered by Alex Geurink
artwork & design by Joost Stokhof
photography by Felbm

vinyl realized and released together with Objects & Sounds, Ghent, Belgium

made possible with the financial support from Sena Performers Music Production Fund

 

EACH STORY 〜THE CAMP〜 2025

“音の楽園”と称される野外リスニング・フェスティバル “EACH STORY”
—出演者第2弾を発表!!

フリー・フォーク、アンビエントからサイケデリック・ロックまで内包したオーガニック・サウンドで圧倒的な存在感を放つ奇才”デヴェンドラ・バンハート”、ストロークスを手掛けたことでも有名なプロデューサーの”ノア・ジョージソン”、2021年には深く静謐なアンビエントアルバム『REFUGE』を共同で出した両者に加え、ミニマル・ミュージックの巨匠テリー・ライリーの息子にしてギタリストとして多彩に活躍する”ギャン・ライリー”を迎えた3guitarで出演、去年、初来日をし話題になったオランダのマルチ・インストゥルメンタリスト”フェルボム”が2025年5月にリリースされた最新アルバム『winterspring/summerfall』を引き下げ、コントラバス、ピアノ、フルートによるトリオ編成で出演決定。カルト的な支持を得るフランス・パリ出身の旅する映画監督 ” ヴィンセント・ムーン “、国内外のフェスティバル、海外ツアーと存在感を示す江ノ島出身の3人組バンド”maya ongaku”、日本国内でのチルアウト、バレアリックミュージックの先駆者“Calm”、北米を中心に世界的に支持が多い日本を代表するアンビエント・ドローン音楽家 “ chihei hatakeyama “、東京を拠点とする作曲家で建築家でもありレコード・ストア【Kankyō Records】を運営し世界のレーベルから作品をリリースする”H.Takahashi”、 80年代後半からDJユニットJAZZBROTHERSとして活動するレジェンドDJ “ YAMA a.k.a Sahib”、約40年にわたりラジオとクラブで活躍。音で場を演出するレジェンド選曲家 “石井亮” 。

第二弾も国内にとどまらず海外からも注目を集めるEACH STORYならではな貴重なラインナップになっている。

⽇時:2025年10⽉4⽇〜5⽇
会場:五光牧場オートキャンプ場
住所:⻑野県南佐久郡川上村樋沢1417
時間:10⽉4⽇11:00開場〜10⽉5⽇18:30終演
料⾦:2⽇通し券: 前売22,000円(前売)/ 1⽇券⼤⼈13,000円(前売)

<出演者>
LIVE : Devendra Banhart・Gyan Riley・Noah Georgeson (US)、Felbm (NL)、Vincent Moon (FR)、maya ongaku、Calm、chihei hatakeyama、H.Takahashi

Jakob bro × 高田みどり(DK / JP)、The Vernon Spring (UK)、Kuniyuki Takahashi、角銅真実 × 石若駿、ermhoi

DJ : YAMA a.k.a Sahib、石井亮、Chee Shimizu 、Shhhhh 、原雅明 and moor..

公式サイト: https://www.eachstory.site
Instagram ページ:https://www.instagram.com/eachstory2025?igsh=cnI4MmJ4cXVhejBj

 

Felbm(フェルブム)

自然界のリズムからインスピレーションを得たオランダのアーティスト、フェルブムは、アコースティックとエレクトロニックの音をシームレスに融合させた、魅惑的なインストゥルメンタル音楽を創作している。2018年にSoundway Recordsからリリースされた『Tape』シリーズでデビュー以来、その繊細でデリケートなテクスチャーとリズム、静けさと動きの絶妙なバランスが評価され、国際的な注目を集めてきた。

『Elements of Nature』(2021年)と『cycli infini』(2023年)のリリース以降、Felbmは自然とその絶え間ない変容を作品の主要なインスピレーションとして捉えるようになった。『Elements of Nature』は、彼が2週間滞在した修道院の風景と音によって形作られ、その環境のエッセンスを捉えており、長編作品『cycli infini』は反復という概念を深く掘り下げ、自然界と私たちの認識を特徴づける反復パターンを探求している。

最新アルバム『winterspring/summerfall』は、この探求を継続している。このアルバムは、有機的な楽器の融合とフィールドレコーディングを織り交ぜた洗練されたサウンドで、季節の移り変わりを表現している。1年間にわたって自然の観察を記録した日記を基に、80分間の時空を超えた組曲として完成したこの大作は、ダブルベース、ピアノ、フルートからなるトリオによるライヴ演奏で披露され、聴衆はこれらの四季折々の移ろいをリアルタイムで体感することができる。

https://www.felbm.com/


Satomimagaeが最新作『Taba』から「Dottsu」のMVを公開 & 名古屋で開催されるmarucoporoporo主催イベントへ出演決定

東京を中心に活動しているミュージシャン、ソングライター、サトミマガエがRVNG Intl.からリリースしたソロ名義としては通算5作目となるニュー・アルバム『Taba』から「Dottsu」のミュージック・ビデオが公開されました。また、昨年東京で共演したmarucoporoporoの招聘による名古屋での共演ライヴが決定致しました。

 

Satomimagae – Dottsu [Official Video] 


YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=0IRa27zQNVY

1つの細胞、群生する植物、そして侵食。
そこに取り残された1人の女性。
大小の時の移ろいを背景に組み立てたストーリーです。

Video by Norio

SATOMIMAGAE “Taba” [ARTPL-234]

 


 

futahira


日程:2025年7月12日 (土)

時間:OPEN 17:00 / START 18:00
会場:カレーと民藝と酒 TeTe (愛知県名古屋市千種区高見1丁目8−5 ケンインターナショナルビル 3F)
料金:3,000円  + 2オーダー

出演:
Satomimagae

marucoporoporo

DJ:mio

チケットのご予約はこちらのフォームからお願い致します。
https://t.co/6OiLbhGSwd

 

 

Photo credit: Norio

Photo credit: Norio

Satomimagae:
東京を中心に活動しているアーティスト。暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを 創造している。White Paddy Mountainより2枚のアルバムをリリースした後、2021年にNYのRVNG Intl. へ移籍して4枚目のアルバム『Hanazono』を幾何学模様のメンバーが主催するGuruguru Brainと共同 リリース。 国内外のアーティスト達とのコラボレーションを経て、5作目となる『Taba』を2025年春にRVNG Intl. よ り発表。

Website: https://satomimagae.jp
Twitter: https://twitter.com/satomimagae
Instagram: https://www.instagram.com/satomimagae/
Bandcamp: https://satomimagae.bandcamp.com/


marucoporoporo:

愛知県在住の音楽家。2018年、1st EP『In her dream』をKilk Recordsよりリリース。同年、秩父の廃村でフィールド・レコーディングされた作品『Ruin』をカセットでリリース。2024年FLAUと契約し、ファーストアルバム『Conceive the Sea』をリリース。ライブでは、アコースティックギターと歌声のうすくたなびく音のレイヤーに包み込まれるような音像を体験できる。


DJ mio:

2023年より名古屋を中心にDJ活動を開始。テクノ、アンビエント、ハウス、ベースミュージックを横断しながら、日常の音を取り入れる実験的なDJプレイを展開。メロディアスな流れの中に、時折ハードなサウンドが交わることで、音楽に多彩な色合いを持たせ、聴く人々を独自の音世界へと誘う。
2024年12月より新しい音楽体験と創造を目指す音楽イベントMIXSIS主催。
さらに、「日々の積み重ねと自己の変容」をテーマに、色や音の重なりやグラデーションを表現した作品を制作。プレイでも制作でも、一貫して自身の変化を音に刻み続ける。


GREG FOX SOLO SHOW 2025 | NYの超絶辣腕ドラマー/トラックメイカーGreg Foxのソロ公演急遽決定

Photo Credit - Ebru Yildiz

Photo Credit – Ebru Yildiz

Liturgy、Guardian Alien、ZS、Ex Eye、Skeletons、Teeth Mountain、Dan Deacon、Colin Stetson、Ben Frostなど様々なバンド、アーティストのドラマーとしても活動し、ソロとしてもRVNG Intl.から作品をリリース、そして圧巻のソロ・パフォーマンスでも衝撃を走らせている、ニューヨーク在住の超絶辣腕ドラマー / トラックメイカー、Greg Foxのソロ公演が急遽決定しました!

 

GREG FOX SOLO SHOW 2025
(drumming + electronics)

日程:2025年6月19日 (木)
時間:OPEN 19:30 / START 20:00
会場:七針 (map)
料金:ADV ¥3,000 / DOOR ¥3,500

前売りご予約の受付は終了しました。当日券は開場時間から販売致します。
Finished accepting advance ticket reservations.
Door tickets will be available at the entrance from 7:30pm.

出演:
Greg Fox (drumming + electronics)

 

Photo Credit - Ebru Yildiz

Photo Credit – Ebru Yildiz

Greg Fox:
Liturgy、Guardian Alien、ZS、Ex Eye、Skeletons、Teeth Mountain、Dan Deacon、Colin Stetson、Ben Frostなど、数多くのアーティストとツアー、レコーディング、そしてレコード・リリースを行ってきたニューヨーク在住のマルチ・インストゥルメンタリスト、学際的アーティスト、そしてドラム・ティーチャーでもあるGreg Fox。前述のように様々なアーティストとコラボレーションしながらソロ作もリリースしている。Joe PatitucciとAlex Tysonが設立したレーベル、Data Gardenから2014年にソロ・ファースト・アルバム『Mitral Transmission』をリリース。その後は名門RVNG Intl.と契約。2017年に『The Gradual Progression』、2020年に『Contact』を発表し高い評価を得ている。稀にみる多才で多作なクリエイターであり、かつてはThe Village Voiceにて“Best Drummer in New York”と称された辣腕ドラマーである。

Greg Fox Creates his New Voice with Sensory Percussion
https://www.youtube.com/watch?v=xpxEym3tk-U


Satomimagae KANSAI Tour 2025 | ニュー・アルバム『Taba』をリリースしたばかりのSatomimagaeの関西ツアーが決定

ソロ名義では通算5作目となるニュー・アルバム『Taba』を4/25にリリースしたばかりの、東京を中心に活動しているミュージシャン、ソングライター、サトミマガエの関西ツアーが決定致しました。大阪、兵庫、京都で公演を行います。
また、先日ご案内致しましたが、東京でのレコ発も決定しております。

 

Satomimagae KANSAI Tour 2025

大阪公演

日程:2025年5月31日 (土)
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
会場:グッドナイト 〒556-0014 大阪府大阪市浪速区大国2丁目11−2
料金:ADV ¥2,800 / DOOR ¥3,000 *別途1ドリンク代必要
*限定30名 Limited to 30 people

チケットのご予約は以下のフォームよりお願いします。
https://forms.gle/v9gjFAp2jYTmEK6w8

出演:
Satomimagae

音響/吉田涼


兵庫公演

日程:2025年6月1日 (日)
時間:OPEN 16:00 / START 16:30
会場:加西Void 〒675-2312 兵庫県加西市北条町北条142−9 大正生命ビル 3F
料金:ADV ¥2,800 / DOOR ¥3,300 *別途1ドリンク代必要

チケットのご予約は以下のフォームよりお願いします。
https://forms.gle/4p4XkAtXsvDe9kF1A

出演:
Satomimagae
Hirotaka Shirotsubaki + Chie Otomi

大田高允

DJ: arnoldboya(幻の湖)


京都公演

日程:2025年6月2日 (月)
時間:OPEN 19:00 / START 19:30
会場:京都UrBANGUILD 〒604-8017 京都府京都市中京区材木町180 3F
料金:ADV ¥3,000 / DOOR ¥3,500 *別途1ドリンク代必要

チケットのご予約は以下のフォームよりお願いします。
https://urbanguild.net/reservation/

出演:
Satomimagae
Norio

Luca Delphi + 山内弘太 + ハラナツコ

DJ: arnoldboya(幻の湖)

 


漠日 BAKUJITSU
curated by Bias & Relax adv.

日程:2025年6月28日 (土)
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
会場:下北沢SPREAD
料金:ADV ¥4,000 *別途1ドリンク代800円必要
・入場制限:未就学児童入場不可
・ 再入場可 *再入場毎にドリンク代頂きます / A drink ticket fee charged at every re-entry
チケット:e+ https://eplus.jp/satoimagae/  問い合わせ 03-6413-8550

LINE UP:
Satomimagae (LIVE)
AKHIRA SANO (DJ / LIVE DRAWING)

孤高のフォークアンビエント、Satomimagaeワンマンライブ決定

エクスペリメンタルフォークアンンビエント作家
Satomimagaeが(米)RVNGレコードより本日リリースした待望のニューアルバム「Taba」
を携えたワンマンライブを開催します。

今回、DJ / LIVE DRAWINGを
アーティストAKHIRA SANO氏がサポート。

SatominagaeのVJ Setは貴重であり、
”Taba”へ実際にシンセサイザーで参加したAKHIRA SANOの
ライブドローイングとコラボレーションという機会は今後おそらく無いだろう。

想像力豊かな考察を集め、広大なイデアを辿り、
謙虚な瞬間に静かな余韻を残す”Taba”は、
個人と集団、構築物と宇宙、明瞭なものと感じられるものの間に鮮やかな線を結ぶ

彼女の真髄を堪能できる貴重な機会です。お見逃しなく

主催/企画/制作:BIAS & RELAX adv.

 

 

Satomimagae new album “Taba” out now



Artist: Satomimagae

Title: Taba
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-234
Format: CD / Digital
Release Date: 2025.04.25
Price(CD): 2,200 yen + tax
Buy / Listen: https://orcd.co/pvlgqv4

※日本独自CD化
※歌詞・対訳付き

※CDボーナス・トラック1曲収録


東京を中心に活動しているミュージシャン、ソングライター、そして内なる世界と外なる世界を旅するSatomimagaeの2021年の傑作『 Hanazono』に続くニュー・アルバムが完成。想像力豊かな考察を集め、広大な観念を辿り、つつましい瞬間に静かな余韻を残す『Taba』は、個人と集団、構築的なものと宇宙的なもの、明瞭なものと感じられるものの間を鮮やかにつなぐ。

本作は個人的なことと普遍的なこと、目に見えることと見えないことの両方を記録した一連のヴィネットとして展開する。自宅スタジオの外に流れる人生のつかの間のシーンやサウンドを観察し吸収しながら、彼女は自分自身を超え、現在と記憶の奇妙な流動の両方の魂とシステムの軌道の中で歌い、直線的なソングライティングではなく、トーンやテクスチャーが拡大し、広がりのあり深みのあるストーリーが展開される。

『Taba』のリード・シングル「Many」は、疎外された時代のフォーク・ミュージックであり、より有機的な曲作りと、Satomiを取り巻く世界の自然な響きを強調し、取り入れるアレンジへの微妙だが意図的なシフトを示している。気づかれなかった人生や集合的な記憶についての考察に導かれ、個人やグループを結びつけたり解いたりする結合組織を繊細になぞる「Many」は、不明瞭なエコーや漠然とした音のジェスチャーが織り成すエーテルに対して、ループやスパイラルの中でSatomiが考えを巡らせている。

ON-EI[音映]というクリエイティブ集団によって制作されたミュージック・ビデオも同時に公開されている。
「このビデオはスライドショーです。見る人が心の中の風景や、まだ見ぬ風景に思いを馳せるきっかけになればと思います。」

このアルバムは、「束(たば)」(異なるものを束ねたもの、束ねたもの、ひとまとめにしたものを意味する日本語)の論理に従って、緩やかな短編小説集として組み立てられている。詩人のような語り手へと変貌を遂げたSatomiは、疎外されつつある現代を定義するありふれた出来事ややりとりから形成される、しばしば不可解な形に作家の目を投げかけている。Satomiの前作『Hanazono』(2021年)が、私的な内面という青々とした土壌から花開いたのに対し、『Taba』の鳥瞰図は、アーティストをより広く、よりワイルドな世界のどこかに、どうにかして位置づけようとしている。

「グループとしての人間、そしてグループの中の個人をどう見るかについて考えていました」とSatomiは言う。「グループはどのようにつながっているのか、またどのように境界線が存在するのか。私たちは集団(束)の中の一要素に過ぎないのに、一人ひとりの目に見えない経験や記憶がどこかに残っていて、気づかないうちに私たちや社会に影響を与えているという意識。私たちは塊の中の小さな点なのだ」。

Tabaの最初のざわめきは、Satomiの曲「Dots」で聴くことができる。この曲はRVNG Intl.からリリースされた2021年のコンピレーション『Salutations』の星座にマッピングされた多くのきらめく点のひとつである。パンデミック初期にSatomiがiPhoneに録音していた素材の奥から引き出された「Dots」は、彼女を影のようでありながら誘う道を案内する、言葉のない内なるガイドだった。興味をそそられ、インスピレーションを受けた里美は、この感覚を大切にし、新しい創造的な環境の中で新しいコード、リズム、テンポを試した。しかし、Tabaの精神を呼び起こしたのは、サウンド・アーティストduennとのコラボレーション・アルバム『Kyokai』でのやりとりだった。

“俳句以上、音楽未満”というテーマを掲げた『Kyokai』は、感覚を言葉にし、Satomiが記録している音の断片が単なる未完成のスケッチではなく、強力な造形物であることを理解させた。伝統的なフォーク・ソング的アプローチを脇に置き、デモを完全に取り払ったSatomiのソングライティングは、パズルやパッチワークに近いものへと進化し、彼女の礎となるアコースティック・ギターとヴォーカルが、『Taba』全体で聴かれる想像力豊かなアレンジへとピースをつないでいく。

Satomiの世界観に近い他のアーティストやミュージシャンとのコラボレーションが、アルバムのサウンドにより一層彩りを添えている。写真と映像でアルバムのビジュアル・アイデンティティを決定づけたNorioのシンセサイザー・ラインは、優しいバラード 「Kodama」を盛り上げている。鈴のようなローズ・ピアノがSatomiのギターの周りで鳴り響く 「Dottsu」は、2021年の『Colloid EP』のジャケット・アートを手がけたAkhira Sanoが演奏している。「Spells」を完成させるパズルのピースとなったYuya Shitoのクラリネットは、有機的なテクスチャーとエレガントなエッジの擦り切れを聴き取りながらTabaをミックスし、Satomiのこれまでの表現とは明らかに異なるエネルギーを発散させた。

これらの曲の土台となっている音色とリズムの遊びは、メロディーのジェスチャー、ノイズのような共鳴、そしてSatomiの手元のレコーダーが捉えた尖った瞬間など、カラフルなパレットにも活気を与えている。『Taba』は、これまでのSatomiの音楽を特徴づけてきた生来の親密さにまだ貫かれているが、これらの曲は、彼女の新しく広々とした、探究心旺盛なソングライティング・アプローチに沿ったもので、その過程で珍しいレイヤーが解き明かされている。サウンド・デザインの思索的な詩学に包まれた曲もあれば、ベッドルーム・ポップの窓からのぞく曲もある。

想像力豊かな考察を集め、広大な観念を辿り、つつましい瞬間に静かな余韻を残すTabaは、個人と集団、構築的なものと宇宙的なもの、明瞭なものと感じられるものの間を鮮やかにつないでいる。Satomiの音の物語は、会話の中に存在するという単純な事実によって雄弁な一貫性を獲得し、動き回る人生のもつれた回路がうなるようなパーツのハーモニーを奏でる。


Track List:
01. Ishi
02. Many
03. Tonbo
04. Horo Horo
05. Mushi Dance
06. Spells
07. Nami
08. Wakaranai
09. Dottsu
10. Kodama
11. Tent
12. Metallic Gold
13. Omajinai
14. Ghost
15. Kabi (Bonus Track)

 

Photo credit: Norio

Photo credit: Norio

Satomimagae:
東京を中心に活動しているアーティスト。暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。White Paddy Mountainより2枚のアルバムをリリースした後、2021年にNYのRVNG Intl.へ移籍して4枚目のアルバム『Hanazono』を幾何学模様のメンバーが主催するGuruguru Brainと共同リリース。
2012年にセルフリリースしていたデビュー・アルバム『Awa』のリマスター・拡張版『Awa (Expanded)』を2023年にRVNG Intl.よりリリースした。

Website: https://satomimagae.jp
Twitter: https://twitter.com/satomimagae
Instagram: https://www.instagram.com/satomimagae/
Bandcamp: https://satomimagae.bandcamp.com/


Satomimagaeのニュー・アルバム『Taba』が遂に発売、リリースを祝したワンマン・ライヴの開催も決定

Photo credit: Norio

Photo credit: Norio

東京を中心に活動しているミュージシャン、ソングライター、サトミマガエののソロ名義では通算5作目となるニュー・アルバム『Taba』がRVNG Intl. / PLANCHAから発売となりました。6月28日に下北沢SPREADにてリリースを祝したワンマン・ライヴの開催も決定。

 

漠日 BAKUJITSU
curated by Bias & Relax adv.

日程:2025年6月28日 (土)
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
会場:下北沢SPREAD
料金:ADV ¥4,000 *別途1ドリンク代800円必要
・入場制限:未就学児童入場不可
・ 再入場可 *再入場毎にドリンク代頂きます / A drink ticket fee charged at every re-entry
チケット:e+ https://eplus.jp/satoimagae/  問い合わせ 03-6413-8550

LINE UP:
Satomimagae (LIVE)
AKHIRA SANO (DJ / LIVE DRAWING)

孤高のフォークアンビエント、Satomimagaeワンマンライブ決定

エクスペリメンタルフォークアンンビエント作家
Satomimagaeが(米)RVNGレコードより本日リリースした待望のニューアルバム「Taba」
を携えたワンマンライブを開催します。

今回、DJ / LIVE DRAWINGを
アーティストAKHIRA SANO氏がサポート。

SatominagaeのVJ Setは貴重であり、
”Taba”へ実際にシンセサイザーで参加したAKHIRA SANOの
ライブドローイングとコラボレーションという機会は今後おそらく無いだろう。

想像力豊かな考察を集め、広大なイデアを辿り、
謙虚な瞬間に静かな余韻を残す”Taba”は、
個人と集団、構築物と宇宙、明瞭なものと感じられるものの間に鮮やかな線を結ぶ

彼女の真髄を堪能できる貴重な機会です。お見逃しなく

主催/企画/制作:BIAS & RELAX adv.

 

 

Satomimagae new album “Taba” out now



Artist: Satomimagae

Title: Taba
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-234
Format: CD / Digital
Release Date: 2025.04.25
Price(CD): 2,200 yen + tax
Buy / Listen: https://orcd.co/pvlgqv4

※日本独自CD化
※歌詞・対訳付き

※CDボーナス・トラック1曲収録


東京を中心に活動しているミュージシャン、ソングライター、そして内なる世界と外なる世界を旅するSatomimagaeの2021年の傑作『 Hanazono』に続くニュー・アルバムが完成。想像力豊かな考察を集め、広大な観念を辿り、つつましい瞬間に静かな余韻を残す『Taba』は、個人と集団、構築的なものと宇宙的なもの、明瞭なものと感じられるものの間を鮮やかにつなぐ。

本作は個人的なことと普遍的なこと、目に見えることと見えないことの両方を記録した一連のヴィネットとして展開する。自宅スタジオの外に流れる人生のつかの間のシーンやサウンドを観察し吸収しながら、彼女は自分自身を超え、現在と記憶の奇妙な流動の両方の魂とシステムの軌道の中で歌い、直線的なソングライティングではなく、トーンやテクスチャーが拡大し、広がりのあり深みのあるストーリーが展開される。

『Taba』のリード・シングル「Many」は、疎外された時代のフォーク・ミュージックであり、より有機的な曲作りと、Satomiを取り巻く世界の自然な響きを強調し、取り入れるアレンジへの微妙だが意図的なシフトを示している。気づかれなかった人生や集合的な記憶についての考察に導かれ、個人やグループを結びつけたり解いたりする結合組織を繊細になぞる「Many」は、不明瞭なエコーや漠然とした音のジェスチャーが織り成すエーテルに対して、ループやスパイラルの中でSatomiが考えを巡らせている。

ON-EI[音映]というクリエイティブ集団によって制作されたミュージック・ビデオも同時に公開されている。
「このビデオはスライドショーです。見る人が心の中の風景や、まだ見ぬ風景に思いを馳せるきっかけになればと思います。」

このアルバムは、「束(たば)」(異なるものを束ねたもの、束ねたもの、ひとまとめにしたものを意味する日本語)の論理に従って、緩やかな短編小説集として組み立てられている。詩人のような語り手へと変貌を遂げたSatomiは、疎外されつつある現代を定義するありふれた出来事ややりとりから形成される、しばしば不可解な形に作家の目を投げかけている。Satomiの前作『Hanazono』(2021年)が、私的な内面という青々とした土壌から花開いたのに対し、『Taba』の鳥瞰図は、アーティストをより広く、よりワイルドな世界のどこかに、どうにかして位置づけようとしている。

「グループとしての人間、そしてグループの中の個人をどう見るかについて考えていました」とSatomiは言う。「グループはどのようにつながっているのか、またどのように境界線が存在するのか。私たちは集団(束)の中の一要素に過ぎないのに、一人ひとりの目に見えない経験や記憶がどこかに残っていて、気づかないうちに私たちや社会に影響を与えているという意識。私たちは塊の中の小さな点なのだ」。

Tabaの最初のざわめきは、Satomiの曲「Dots」で聴くことができる。この曲はRVNG Intl.からリリースされた2021年のコンピレーション『Salutations』の星座にマッピングされた多くのきらめく点のひとつである。パンデミック初期にSatomiがiPhoneに録音していた素材の奥から引き出された「Dots」は、彼女を影のようでありながら誘う道を案内する、言葉のない内なるガイドだった。興味をそそられ、インスピレーションを受けた里美は、この感覚を大切にし、新しい創造的な環境の中で新しいコード、リズム、テンポを試した。しかし、Tabaの精神を呼び起こしたのは、サウンド・アーティストduennとのコラボレーション・アルバム『Kyokai』でのやりとりだった。

“俳句以上、音楽未満”というテーマを掲げた『Kyokai』は、感覚を言葉にし、Satomiが記録している音の断片が単なる未完成のスケッチではなく、強力な造形物であることを理解させた。伝統的なフォーク・ソング的アプローチを脇に置き、デモを完全に取り払ったSatomiのソングライティングは、パズルやパッチワークに近いものへと進化し、彼女の礎となるアコースティック・ギターとヴォーカルが、『Taba』全体で聴かれる想像力豊かなアレンジへとピースをつないでいく。

Satomiの世界観に近い他のアーティストやミュージシャンとのコラボレーションが、アルバムのサウンドにより一層彩りを添えている。写真と映像でアルバムのビジュアル・アイデンティティを決定づけたNorioのシンセサイザー・ラインは、優しいバラード 「Kodama」を盛り上げている。鈴のようなローズ・ピアノがSatomiのギターの周りで鳴り響く 「Dottsu」は、2021年の『Colloid EP』のジャケット・アートを手がけたAkhira Sanoが演奏している。「Spells」を完成させるパズルのピースとなったYuya Shitoのクラリネットは、有機的なテクスチャーとエレガントなエッジの擦り切れを聴き取りながらTabaをミックスし、Satomiのこれまでの表現とは明らかに異なるエネルギーを発散させた。

これらの曲の土台となっている音色とリズムの遊びは、メロディーのジェスチャー、ノイズのような共鳴、そしてSatomiの手元のレコーダーが捉えた尖った瞬間など、カラフルなパレットにも活気を与えている。『Taba』は、これまでのSatomiの音楽を特徴づけてきた生来の親密さにまだ貫かれているが、これらの曲は、彼女の新しく広々とした、探究心旺盛なソングライティング・アプローチに沿ったもので、その過程で珍しいレイヤーが解き明かされている。サウンド・デザインの思索的な詩学に包まれた曲もあれば、ベッドルーム・ポップの窓からのぞく曲もある。

想像力豊かな考察を集め、広大な観念を辿り、つつましい瞬間に静かな余韻を残すTabaは、個人と集団、構築的なものと宇宙的なもの、明瞭なものと感じられるものの間を鮮やかにつないでいる。Satomiの音の物語は、会話の中に存在するという単純な事実によって雄弁な一貫性を獲得し、動き回る人生のもつれた回路がうなるようなパーツのハーモニーを奏でる。


Track List:
01. Ishi
02. Many
03. Tonbo
04. Horo Horo
05. Mushi Dance
06. Spells
07. Nami
08. Wakaranai
09. Dottsu
10. Kodama
11. Tent
12. Metallic Gold
13. Omajinai
14. Ghost
15. Kabi (Bonus Track)

 

Satomimagae:
東京を中心に活動しているアーティスト。暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。White Paddy Mountainより2枚のアルバムをリリースした後、2021年にNYのRVNG Intl.へ移籍して4枚目のアルバム『Hanazono』を幾何学模様のメンバーが主催するGuruguru Brainと共同リリース。
2012年にセルフリリースしていたデビュー・アルバム『Awa』のリマスター・拡張版『Awa (Expanded)』を2023年にRVNG Intl.よりリリースした。

Website: https://satomimagae.jp
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Instagram: https://www.instagram.com/satomimagae/
Bandcamp: https://satomimagae.bandcamp.com/


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