Author: PLANCHA

MR TWIN SISTERがクラブ・ミュージックへとアプローチした新曲「Polvo」をリリース!


NYを拠点に活動するエクスペリメンタル・ポップ・グループ、MR TWIN SISTERのニュー・シングル「Polvo」がリリース。
これまでのスタイルを踏襲しつつ、本格的なクラブ・ミュージックへとアプローチしており、バンドのターニング・ポイントになるであろう曲です。

この曲はスペイン語で歌われていて、「Polvo」とはスペイン語で「ほこり」の意味。
私たちが常に死骸の粒子が肺を循環していると考えことがいかに奇妙かについて歌っており、シンガーのエステラは、
「『ポルボ』は、死がどのように生命を刺激するか、私たち全員がどのように繋がっているか、そして生きるためにどのように死ななければならないかについてです」
と述べています。

このような畏敬の念は、音楽そのものにも反映されています。しかし哲学的でも内省的でもなく、Bjorkが初めてクラブ・ミュージックに挑戦したときの恍惚とした憧れのように、エステラが幼少期にエルサルバドルで買ったクンビア・ミックスの影響を受けた尖ったダンス・ソングです。

また、この曲は近い将来リリースが予定されているというニュー・アルバム『Al Mundo Azul』に収録される予定です。

 

Mr Twin Sister – Polvo [New Single]

Aritist: Mr Twin Sister
Title: Polvo
Label: Twin Group
Format: Digital (Single)
Release Date: 2021年9月1日
https://ffm.to/polvo

Mr Twin Sister:
ニューヨークはロングアイランドで、それぞれ別のバンドで演奏していた、ヴォーカリストのAndrea Estella(彼女は人気テレビ・ドラマ・シリーズ『Veronica Mars』の映画版のキャストに抜擢されるなど、女優としても活動)、ベーシストのGabe D’Amico、ドラマーのBryan Ujueta、キーボーディストのDev “Udbhav” Gupta, ギタリスト/ヴォーカリストのEric Cardonaの5人が出会い、2008年に結成。当時はTwin Sister名義で活動していたが、現在Bryan Ujuetaは脱退し、4人編成となっている。

結成してまもなく最初のEP『Vampires with Dreaming Kids』をリリース。ファースト・ライヴをSXSWで行い、tUnE-YarDs、Xiu Xiuとのツアーを経た後、セカンドEP『Color Your Life』をInfinite Bestより発表。2011年にDomino Recordsと契約し、ファースト・アルバム『In Heaven』をリリース。そしてDead OceansからリリースしたLuyasとのスプリットのシングル「Meet The Frownies」はKendrick Lamar「The Recipe Ft. Dr. Dre」にサンプリングされるなど話題となる。

順調な活動をしていく中、2013年にアンドレアは多発性硬化症と診断され、フロリダ州タラハシーでツアー中に交通事故にあうなど、災難に見舞われる。その後復活までに少し時間を要したものの、プロデューサーのJon LowとAva Lunaのメンバーの助けを借りて録音し、自身のレーベルTwin Groupを立ち上げ、名義をMr Twin Sisterに改名し、セルフ・タイトルのセカンドアルバムを完成させた。

その後目立った活動は見られなかったが、2018年にカムバックし、4年の歳月をかけて完成させたサード・アルバム『Salt』をリリースした。


Matthewdavid主宰のLeaving Recordsがフックアップした期待のニュー・カマーCollobohの日本盤リリースが決定!


Matthewdavid主宰のLeaving Recordsが新たに契約した注目のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサーの日本盤リリースが決定!
ナイジェリアで生まれ、現在はメリーランド州ボルチモアを拠点とする26歳の若き逸材Collins Obohによるソロ・プロジェクトColloboh。
5曲入りデビューEP『Entity Relation』にデビュー曲「Zero Day」さらに未発表曲の「Let Love」の計2曲をボーナスとして追加しての日本独自CD化!

「私は間違いが大好きです。私の音楽は間違いでいっぱいで、それが私の音楽を(特に私が非人間的な音を使用しているので)人間の耳にとってより楽しいものにしていると思います」

 

Colloboh “Entity Relation” 9/10 release


Artist: Colloboh
Title: Entity Relation
Label: PLANCHA / Leaving Records
Cat#: ARTPL-154
Format: CD / Digital
Release Date: 2021.09.10
Price(CD): 2,000 yen + tax

※ボーナス・トラック2曲収録
※日本独自CD化


Matthewdavid主宰のLeaving Recordsがフックアップした期待のニュー・カマー!デビューEP『Entity Relation』にボーナス2曲を加えて日本独自CD化決定!
ナイジェリア出身で現在はボルチモアを拠点に活動しているアーティスト、Collobohの5曲入りデビューEPに、ボーナス・トラック2曲を追加して日本のみでCD化!温故知新なアプローチでモジュラーを駆使しフロアとリスニングを横断するカラフルで極上なエレクトロニック・ミュージック!

詳しい素性は今のところ謎に包まれているナイジェリア発ボルチモア拠点の若きエクスペリメンタル・プロデューサー、Collins Obohによるソロ・プロジェクト、Colloboh。モジュラー・シンセサイザーを駆使して、色彩豊かなエレクトロニック・ミュージックを紡ぎ出す期待の逸材である。本作は先鋭的なアーティストを輩出し続ける、Matthewdavid主宰のLeaving Recordsからリリースとなる5曲入りデビューEP『Entity Relation』にデビュー曲「Zero Day」さらに未発表曲の「Let Love」の計2曲をボーナスとして追加しての日本独自CD。

図太く軽快なビートに煌めきと浮遊感が融合するウワモノのレイヤーが絶妙のバランスで交錯し、リズミカル且つドリーミーに展開するエレクトロニック・ミュージックに引き込まれる。Aphex TwinなどのWarp直径のIDM〜エレクトロニカ的展開からヴォーカルをフィーチャーしたソウルフルな様相、LAビート的なチル〜幻想感などがフットワーク軽く展開し、多彩/多才なアプローチが見られ、その完成度はデビュー間も無いとは思えない一線を画したものを感じさせる。メロディ・センスも巧みで、流れるように展開する全7曲は決して聴き飽きることなくフロアとリスニングを横断するよう。ここ日本でも幅広い層から支持を得られることは間違いない。

なお、本編のマスタリングは同じくLeavingから作品をリリースしているZeroh。ボーナス・トラックは「Let Love」をMatthewdavid、「Zero Day」をDaddy Kevがそれぞれ手がけており、デザインはバーガーキングのリブランディングのデザイン・ディレクターも務めたJustin Finesが担当している。


TRACK LIST:

1. Turning&
2. Borderline
3. RPM+
4. One2MANY
5. Reasons (feat. Bahdboi Ena)
6. Let Love (Bonus Track)
7. Zero Day (Bonus Track)

 

Colloboh:
ナイジェリアで生まれ、現在はメリーランド州ボルチモアを拠点とする26歳のプロデューサーCollins Obohによるソロ・プロジェクト。モジュラー・シンセサイザーを中心に多彩なエレクトロニック・ミュージックを構築している。その才能はMatthewdavidの目に留まり、Leaving Recordsと契約。2021年6月にBandcamp経由でシングル「ZeroDay」をリリースしデビュー。そしてこのたび、リリースとなる5曲入りEP『Entity Relation』にボーナス・トラック2曲を追加した日本独自CDのリリースが決定した。現在のところあまり多くの情報は明らかになっていないミステリアスなニュー・カマー。

 


インド古典音楽の伝統的な響きをモジュラー・シンセサイザーで再現するサウンドで各所から注目を集めているArushi Jainが日本デビュー決定!

Photo credit: Ishita Singh

インド古典音楽の伝統的な響きをモジュラー・シンセサイザーで再現するサウンドで各所から注目を集めている、インド生まれでアメリカ在住のArushi JainのLeaving Recordsからの本名名義でのデビュー作『Under the Lilac Sky』で日本デビュー決定!
幼少期から北インドに特有の古典流派であるヒンドゥスターニー音楽、そしてその伝統の中心にあるラーガを学び、カリフォルニアへと移住し大学で工学とプログラミングを習得した彼女にならではのアンビエント・シンセサイザー・ラーガ!

 

Arushi Jain “Under the Lilac Sky” 9/10 release


Artist: Arushi Jain
Title: Under the Lilac Sky
Label: PLANCHA / Leaving Records
Cat#: ARTPL-157
Format: CD / Digital
Release Date: 2021.09.10
Price(CD): 2,200 yen + tax

※ボーナス・トラック1曲収録
※日本独自CD化
※解説付き


各所から注目を集めているインド出身アメリカ在住のモジュラー・プリンセスArushi Jainが遂に本邦初登場!
インド古典音楽の伝統的な響きをモジュラー・シンセで再現し、日没を彩る黄昏のアンビエント・シンセサイザー・ラーガ!

インド生まれでアメリカ在住の作曲家、モジュラー・シンセサイザー奏者、ヴォーカリスト、テクノロジスト、エンジニアであるArushi Jain。かつてはOSE名義で自らが創設したレーベルで、ラジオ番組/キュレーター・プロジェクトでもあるghunghruから作品をリリースしていたが、Leaving Recordsへと移籍し、本名名義でのデビュー作「Under the Lilac Sky」を完成。

Arushiは伝統的なインド古典音楽を電子楽器のレンズを通して再解釈することに焦点を当てている。スザンヌ・シアニやテリー・ライリーなどの電子音楽の名手たちを継承しつつ、自身の音楽的遺産や生い立ちを個人的に探求しながら、古代の音を現代的な枠組みの中で再構成している。本作は、映画のような意思表示であり、Arushiが音楽の歴史に敬意を表しつつ、大胆なサウンドの視点を提示したアルバム。このアルバムは、ヒンドゥスターニー・クラシックとモジュラー・シンセサイザーという2つの異なる文化が融合したもので、インドとカリフォルニアで過ごした間に、自身の音楽性を構成する2つの部分が1つに進化したことを表している。現代的な電子音楽の中にヒンドゥスターニー音楽の躍動感を引き出しており、モジュラー・シンセサイザー、サンプラー、そして自分の声を使って、アンビエントなテクスチャー、歪んだリズム、幻惑的なグリッチに重点を置いたヒンドゥスターニー音楽の相互作用を作り上げ、極めて独創的なサウンドを構築している。

本作は時間帯と、それが音楽との関わり方に与える影響も大きなテーマになっており、6曲のアンビエント・シンセサイザー・ラーガは、日没の時間帯に聴くことを意図しており、意識的に聴くことで、リスナーを自分自身への内面へと誘う。Arushiは「太陽が空に別れを告げて、色が紫やピンクなどの美しい色合いに変わる瞬間を知っていますか?それは、このアルバムが最も輝く瞬間なのです。深く聴けば聴くほど、より多くの色合いが見えてきます」「インド古典音楽には、時間と季節の概念があります。それぞれのラーガ(インド古典音楽の音楽理論に現れる旋法/メロディーの枠組み)には、その真価を発揮するために聴かれるべき特定の時間帯があります。これは、あなたを取り巻く環境が、あなた自身の音や呼吸と最も調和しているのはいつなのか、そしてそれは、あなたがその瞬間のビジョンを実現するためにどのようにサポートされているのか、という問いを示唆しています。このアルバムは、そのようなタイムリーな儀式への頌歌であり、自分の好きなことをするための時間をとっているときに聴くのが一番です」と述べている。

幼少期から北インドに特有の古典流派であるヒンドゥスターニー音楽、そしてその伝統の中心にあるラーガを学び、カリフォルニアへと移住し大学で工学とプログラミングを習得した彼女にしかできない、伝統的な響きをモジュラーシンセサイザーで再現する独特の手腕は、極めて独創的で注目すべき才能である。

本作は日本のみでリリースされる独自CD盤。ボーナス・トラックとして2019年にサンフランシスコのMEZZANINEでのライヴからピックアップした音源がボーナス・トラックとして収録されている。(マスタリングはMatthewdavidが担当)


TRACK LIST:

1. Richer Than Blood
2. Look How Far We Have Come
3. The Sun Swirls Within You
4. My People Have Deep Roots
5. Cultivating Self Love
6. Under The Lilac Sky
7. Live at MEZZANINE, San Francisco 2019 (excerpt) [Bonus Track]

 

Arushi Jain:
インド出身、アメリカ在住の作曲家、モジュラー・シンセサイザー奏者、ヴォーカリスト、テクノロジスト、エンジニア。幼少期から北インドに特有の古典流派であるヒンドゥスターニー音楽のヴォーカル・トレーニングを始め、ラヴィ・シャンカル音楽芸能学院へと入学。その後インド・モーツァルト合唱団の一員として、インドとオーストリアをツアーしながら西洋クラシック音楽にも触れる。そしてスタンフォード大学に通うためにカリフォルニアへと移住し、工学とプログラミングを学んだ。古典音楽とコンピューター・サイエンスを何年も学んだことで伝統的な響きを非伝統的なモジュラー・シンセサイアーで再現し、独特のアンビエント・シンセサイザー・ラーガを構築している。レーベルで、ラジオ番組/キュレーター・プロジェクトでもあるghunghruを自ら設立し、OSEという名義で作品をリリースしてきた他、ロンドンのNTSやインドのboxout.fmでラジオのレギュラー番組を担当している。また、コンテンポラリー・ダンス集団とのコラボレーションや、伝説的なシンセサイザー・アーティスト、スザンヌ・シアニの前座を務めるなど、多岐に渡る活動をしている。

 


Caribouが待望の新曲「You Can Do It」をリリース&MV公開!今年最も幸福感に満ちたアンセム!


昨年リリースしたフル・アルバム『Suddenly』が未だ好評のダン・スナイスによるCaribouから久々の新曲「You Can Do It」がリリース。
そして同時にミュージック・ビデオも公開されました。
(日本のデジタル・ストアでのシングルの配信は8月25日0:00から開始されます)

 “YOU CAN DO IT “は、私たちがこんなにも必要としているとは知らなかった、今年最も幸福感に満ちたアンセムです。

 

Caribou – You Can Do It [New Single]

Aritist: Caribou
Title: You Can Do It
Label: PLANCHA / City Slang
Format: Digital (Single)
Release Date: 2021年8月25日
(日本のデジタル・ストアでの配信は8月25日0:00から開始されます)
https://orcd.co/1kvyxke

 

CARIBOU – You Can Do It [Video]

YouTube link: https://www.youtube.com/watch?v=VrPVSz3bBq4

Video directed by Richard Kenworthy of Shynola. – https://www.instagram.com/r_t_kenworthy/
Special thanks to Migle / Kennel UPE – https://germanshorthairedpointer.pro/

Tour dates:

26 Aug – Margate @ Dreamland
28 Aug – Edinburgh @ Edinburgh International Festival
29 Aug – Lincolnshire @ Lost Village
30 Aug – London @ All Points East
20 Oct – Liverpool @ Invisible Wind Factory
22 Oct – London @ O2 Academy Brixton
24 Oct – Nottingham @ Rock City
25 Oct – Birmingham @ O2 Academy Birmingham
26 Oct – Leeds @ O2 Academy Leeds
27 Oct – Manchester @ Depot Mayfield
19 Jan – Dublin @ Vicar Street
22 Jan – Gateshead @ Sage Gateshead
24 Jan – Glasgow @ Barrowland Ballroom
25 Jan – Bristol @ O2 Academy Bristol
30 Jan – Brighton @ Brighton Dome

For full tour dates and tickets see caribou.fm

 

Album “Suddenly” now on sale


Artist: Caribou
Title: Suddenly
Label: PLANCHA / City Slang
Cat#: ARTPL-128
Format: CD / Digital
※解説・歌詞・対訳付き
※紙ジャケット仕様
Release Date: February 28, 2020
Price(CD): 2,200yen + tax


カナダ出身で現在はロンドンを拠点に活動している、ダン・スナイスによるCaribouの数々のメディアの年間ベスト上位に選出された『Our Love』以来約5年ぶりとなる新作『Suddenly』完成!
「これまでで最も驚くべき予測不可能なCaribouのアルバム」という本作は、トレードマークであるドリーミーな暖かさとテクニカラーは保持されつつ、曲がりくねるような予想外の変化が「突然」ちりばめられており、彼の音楽制作への情熱と喜びは相変わらず新鮮なままであることが窺える傑作!

カナダ出身ロンドン在住、ダン・スナイスのソロ・プロジェクト、Caribouの約5年ぶりとなるニュー・アルバムが完成!

昨年長い沈黙を破り突如リリースされた、Gloria Barnesの同名曲をサンプリングした先行ファースト・シングル「Home」ではFour Tetのアレンジも施され、Donuts時のJ Dillaを想起させるようなトラックで、暖かでオーガニックなサウンドを展開し、そのニュー・フェーズを感じさせる展開で衝撃を走らせた。

続くセカンド・シングル「You And I」に関して本人は
“「You and I」は、私がアルバムを制作し始めた際、最初に着手したトラックの1つであり、最後に仕上げたトラックの1つで、レコードを制作するすべての段階で何らかの形で存在していました。それはまた、レコードとアルバムのタイトルについての多くがキャプチャされており、トラックは突然、予想外に変化するのですが、それは突然起こった私の人生の変化についてなのです。”
と語っており、クラウトロック的なリズムの上で次々と起こる変化とキラキラとした音像、そして繰り出されるサンプリングと繊細なヴォーカルのコンビネーションはまさにこのアルバムのハイライトになっている。

“これまでで最も驚くべき予測不可能なCaribouのアルバム”という本作は、トレードマークであるドリーミーな暖かさとテクニカラーは保持されつつ、曲がりくねるような予想外の変化が「突然」ちりばめられており、彼の音楽制作への情熱と喜びは相変わらず新鮮なままであることが窺える傑作の誕生。
奇抜な展開をみせながらもアルバム全体を通じてサウンドの心地よさを失わせないセンスはさすがだ。


TRACK LIST:

01. Sister
02. You and I
03. Sunny’s Time
04. New Jade
05. Home
06. Lime
07. Never Come Back
08. Filtered Grand Piano
09. Like I Loved You
10. Magpie
11. Ravi
12. Cloud Song

 

Remix Album “Suddenly Remixes” now on sale

Art direction by Jason Evans

Art direction by Jason Evans

Aritist: Caribou
Title: Suddenly Remixes
Label: PLANCHA / City Slang
Format: Digital (Album)
Release Date: 2021年3月12日

https://orcd.co/qwvr4jm

01. Never Come Back (Koreless Remix)
02. Never Come Back (Four Tet Remix)
03. Home (Toro y Moi Remix)
04. Sunny’s Time (Logic1000 Remix)
05. Sister (Floating Points Remix)
06. Ravi (Shanti Celeste Remix)
07. You and I (Jessy Lanza Mix)
08. Sunnys Time (Prince Nifty Saddle Up Mix)
09. Never Come Back (Floating Points Remix)
10. Never Come Back (Morgan Geist Remix)
11. Sunny’s Time (Kareem Ali Remix)
12. Like I Loved You (India Jordan Remix)

 

Photo credit: Thomas Neukum

Photo credit: Thomas Neukum

Caribou:
カナダ出身ロンドン在住、ダン・スナイスのソロ・プロジェクト。元々はマニトバ名義で活動をスタートし、名門Leafから『Start Breaking My Heart』(2001年)『Up in Flames』(2003年)にリリースした後、現在のCaribouに名義に変更する。そして2005年にサード・アルバム『The Milk of Human Kindness』を発表し、初来日を果たす(共演はフォー・テット、ムーギーソン)。その後City Slang / Mergeへと移籍し4作目『Andorra』をリリースし、カナダの”マーキュリー・プライズ” にあたる国民的音楽賞、ポラリス・ミュージック・プライズを受賞した。2010年にリリースした『Swim』も高い評価を経て、ポラリス・ミュージック・プライズにノミネートされる。2012年にはフジロックに初出演し、ホワイト・ステージでパフォーマンスを行った。2014年にリリースした『Our Love』はさらに高い評価を得て、その年の様々な媒体の年間ベストの上位に名を連ね、グラミー賞の最優秀エレクトロニック・ダンス・アルバム賞にもノミネートされ話題となった。リリースするたびにその評価を高め続ける中、2020年約5年ぶりのアルバムを完成しリリースした。

 


Z世代の神童として話題となったトラックメイカーquickly, quicklyが8/20にGhostlyからリリースとなるニュー・アルバムから新曲「I Am Close to the River」をリリース&MVを公開

Photo by Kyle McKenzie

Photo by Kyle McKenzie

Z世代の神童として話題となったトラックメイカー、弱冠20歳のGraham Jonsonによるプロジェクト、quickly, quicklyが8/20にGhostly Internationalからリリースとなるニュー・アルバム『The Long and Short of It』から新曲「I Am Close to the River」をリリース&MVを公開しました。

この曲は自身が創作に行き詰まった時に訪れるという、ウィラメット川での心理的経験に基づいているようで、浮かび上がったメロディをピアノで再現し、自身のヴォーカルとElliot Cleverdonのオーケストラル・ストリングスを加えて完成させた楽曲です。

New Single “I Am Close to the River” out now


Apple / iTunes: https://music.apple.com/jp/album/i-am-close-to-the-river/1567929700?i=1567929887
Spotify: https://open.spotify.com/album/7HPRd1McTZcFcFCIrvIUiy?si=9PW1jpKKRtuUv9NfcOqyzQ&dl_branch=1
YouTube (MV): https://www.youtube.com/watch?v=Ka_CDECcx5s

Directed by Jak Bannon
Type by Anna Chandler
Director of Photography Kyle McKenzie

 

quicky, quickly “The Long and Short of It” 8/20 release


Artist: quickly, quickly
Title: The Long and Short of It
Label: PLANCHA / Ghostly International
Cat#: ARTPL-156
Format: CD
Release Date: 2021.08.20
Price(CD): 2,000 yen + tax


Ghostly Internationalがサインした大注目のオレゴンはポートランド出身の新世代の奇才トラックメイカーGraham Jonsonによるソロ・プロジェクトquickly, quicklyの日本デビューが決定!

若干20歳のZ世代の神童、Graham Jonson によるquicky, quicklyの渾身の新作!
独自の世界観でリズム/ビートを探求し、ジャズ、ヒップホップ〜チルビーツ、R&B、サイケ・ポップを横断しながらジャンルにとらわれない独自のスタイリッシュでメロウなサウンドを構築する凄まじい才能が大きく飛躍した2021年下半期を彩る注目作。

オレゴン州ポートランドを拠点とする弱冠20歳の奇才、Graham Jonsonによるソロ・プロジェクトがGhostlyとサインしての新作を完成。
彼は幼児期にピアノを弾き始め、小学5年生のときにJディラの音楽に出会い、そして16歳までにシングルを自主リリースするという極めて早くから音楽活動を始めていた。2017年に「quickly, quickly」という名前で初めて登場した後、SoundCloud、YouTube、Redditなどのビート系のコーナーで熱烈なファンを獲得していく。初期のトラックの中には、Spotifyでの再生回数が1,000万回を超えたものもあるが、この数字は、Grahamの作品が伝統的な業界のコネを使わずに共鳴していることを示すものではない。彼のキャリアはDIYによるインターネット上の奇才的なサクセス・ストーリーだが、現在20歳の自身の評価によれば、彼は今ようやく本気になったばかりなのだ。Ghostly Internationalからのデビュー作である本作『The Long and Short of It』では、Grahamは自分のプロジェクトを本格的なソングライター、ヴォーカリスト、アレンジャーとして再構築し、ドラムからキーボード、ギターまでほぼすべてを演奏している。そのサウンドは、ジャズ、ヒップホップ、R&B、サイケ・ポップにまたがっているが、全くジャンルにとらわれない道を示唆している。

GrahamはStones Throwのカタログを愛聴してようだが(お気に入りはMadlibの『Quasimoto』)、根底にあるのはリズムの探求。有機的な楽器編成とバース・コーラス構造という新しいパレットの中で自分の直感を信じており、テンポに気を配りながらトラックが滑ったり跳ねたりすることで、彼の場面構築やストーリー・テリングのコツが浮き彫りになっている。これまでの作品は、ベッドルームで制作されたビート・ミュージックのように、受動的なリスナーに適したものが多かったが、本作は、そのようなニッチな分野で培われた才能を活かして、より能動的なリスナーを求めるスタイルへと進化しており、耳に残る曲、目を見張るようなプロダクション、ジャンルを超えた真摯な曲作りで表されている。

冒頭の「Phases」では、アルバム唯一のゲスト・ヴォーカルとして、著名な詩人であり活動家でもあるSharrif Simmonsが、セッション中に即興で書いた宇宙的実存主義をテーマにしたサイケデリックな詩を披露。激しい口語表現が展開されると、Micah Hummelのドラム・グルーヴとElliot Cleverdonのストリングスが熱狂的に鳴り響き、Grahamのマイクと鍵盤をエネルギッシュにバックアップしている。曲の後半は催眠術のようなインストゥルメンタルに移行し、ギターのラインにドラムが絡み合い、ゆったりとした展開を挟んだ後、倍の力強さで再構築し、至福のカタルシスをもたらすHailey Niswangerのサックス・ソロへと続いていく。

次の曲「Come Visit Me」は、Grahamのガールフレンドのために書かれたもので、彼が密かに順応しようと努力していたロサンジェルスに彼女と一緒にいたいという、シンプルで甘いホームシックの訴え。結局、彼は11ヵ月後にポートランドに戻り、LAで作った曲の多くを破棄することになった。しかし、いくつかの曲は残しており、その中には、ベースのグルーヴの効いたスロウ・ジャムのようなこの優しい曲も含まれており、彼の2年後の視点からのヴァースも加えられている。

「Shee」は彼のガールフレンドのギターで書かれたもので、すべてのフレーズがシンプルな愛で輝いている。この白昼夢のようなサウンドのストリングスとハミングの靄の中に漂っていると続く「Leave It」のループするドラムが飛び込んでくる。小気味良いリズムの上で、ピアノとギターを重ねていき、崇高なアンビエント・サイケデリック・ジャズのアウトロへと流れていく。「I Am Close To The River」では創作のマンネリ化を解消するためにピアノに戻る。この曲は、彼がウィラメット川沿いで体験した精神的な出来事がベースになっているようで、家に帰ってすぐこの曲を紙に書き留め、時間をかけて、きらめくチャイム、飽和したパーカッション、Elliot Cleverdonによるオーケストラ・ストリングスをミックスした、牧歌的なアレンジを施完成させた。

アルバムの後半のハイライトである「Everything is Different (To Me)」は、キャッチーなギターのループ、クラシックなヒップホップのドラムブレイク、ストリングスのうねり、ずるいコード進行の変化など、Grahamが無気力になってしまったことを綴った歌詞とは対照的に、新機軸の特徴が一気に盛り込まれている。終盤の「Wy」では心に訴える一連の質問から空気のようなシンセサイザー、彼の思索的なギター、そして心を落ち着かせる水滴の音で構成された、広がりのあるアウトロへとフェードし、最後の「Otto’s Dance」では、彼が好きなブラジルのアルバム、Milton NascimentoとLô Borgesの「Clube Da Esquina」を彷彿とさせるインストゥルメンタルの短い余韻で幕を閉じる。

『The Long and Short of It』は、若いアーティストの人生における変遷、自己確認、そして大きな飛躍をまとめた作品。若干20歳のZ世代の神童、quicky, quicklyの本領発揮した渾身のニュー・アルバムである。


TRACK LIST:

01. Phases (ft. Sharrif Simmons)
02. Come Visit Me
03. Interlude
04. Shee
05. Leave It
06. I Am Close to the River
07. Feel
08. A Conversation
09. Everything is Different (To Me)
10. Wy
11. Otto’s Dance

 

 

Photo by Kyle McKenzie and Collage by Anton Reva

Photo by Kyle McKenzie and Collage by Anton Reva

quickly, quickly:
オレゴン州ポートランド出身のGraham Jonsonは、幼児期にピアノを弾き始め、小学5年生でJ Dillaの音楽に出会い、16歳までにシングルを自主リリースするなど、早くから音楽の世界へと飛び込む。2017年にquickly, quicklyという名前で初めて登場した彼のプロジェクトは、その後、SoundCloud、YouTube、Redditなどの「チルビーツ」のコーナーでファンを増やしていく。セルフ・リリースの『quickly, quickly vol.1』のリリースの後、2018年の『Paths』(Radio Juicy)と『Over Skies』(Jakarta Records)でさらに発展させた彼のエレクトロニック・プロデューサーとしてのスタイルは、ジャズ、ヒップホップ、R&Bの要素を融合させた、スムースでヒプノティックなもの。Stones Throwのカタログ、Bobby Hutchersonの宇宙的なフリーフォーム、Lô Borgesのブラジリアンバップから影響を受けている。Grahamは2021年にGhostly Internationalと契約し、本格的なソングライター、ヴォーカリスト、アレンジャーとしてプロジェクトを再構築し、ドラムからキーボード、ギター、そしてもちろんエレクトロニクスまでほぼすべてを演奏している。


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