Khotin

Khotinの待望の再来日ツアーが決定!ツアーに合わせてArea 3名義の最新作『View』の日本独自CD化も!

2023年に初来日を果たしたカナダ・エドモントンを拠点とするプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinの待望の再来日と初の韓国・ソウルでのDJセット公演が決定!今回は新作Zineを携えての来日となり、ローンチ・パーティに加え、Tokyo Art Book FairへのZine出店およびライヴ出演も行います。
ライヴとDJの公演が予定されていますが、PLANCHAではSPREADにて東京単独公演(Live)を主催します。ちょうど別名義Area 3でニュー・アルバム『View』をリリースしたばかりなので、SPREADでの公演ではKhotinとArea 3の楽曲を織り交ぜたスペシャル・セットを披露する予定です。

さらに、Area 3の最新作『View』は日本独自のボーナス・トラックを追加したCDとしてPLANCHAからリリースが決定しており、今回のツアーより先行販売を開始します。

 

Khotin: Music & Art Engagements
In Tokyo, Osaka & Seoul (2025)

Dec 08: "Industry" Zine Launch @ gallery commune
Dec 11: Live @ Museum of Contemporary Art Tokyo
Dec 15: Live @ Spread (Tokyo)
Dec 18: DJ set @ Mitsuki (Tokyo)
Dec 19: DJ set @ Atdge (Seoul)
Dec 20: DJ set @ Moldive/Noon (Osaka)

 

“Industry” Zine Launch party/pop up with Lichen Books

日程:2025年12月8日(月)
時間:TBA
会場:東京 幡ヶ谷・Gallery Commune
料金:TBA


 

Live Music Performance: CADEJO (Acoustic Set) / Khotin / Damons Year

日程:2025年12月11日(木)
時間:13:00〜
会場:東京都現代美術館 サンクンラウンジ(B2F 屋外スペース)
料金:無料(要当日有効のTABF入場券)

出演者(順不同):
CADEJO (Acoustic Set) / Khotin / Damons Year

音響:TECHSTURE
照明:Takumi Toratani(G・O GARAGE)

詳細:https://tokyoartbookfair.com/events/10256/


 

Khotin live @ SPREAD


日程:2025年12月15日(月)
時間:OPEN 19:00 / START 19:30
会場:東京 下北沢・SPREAD
料金:ADV 4,000円 / DOOR 4,500円 別途1ドリンク代700円
チケットのご予約は以下のフォームからお願いします。
Please make your ticket reservation through the form below.

出演 (Live):
Khotin
Precipitation

VJ:
Banana

お名前 (必須)カタカナでフルネーム推奨 | name:
メールアドレス (必須) | e-mail address:
※メールアドレスをお間違えになられますと返信できませんので、お気をつけください。
ご連絡先電話番号 (必須) | tel:
ご希望枚数 (必須) | QTY:
ご質問・お問い合わせなど | Inquiry:

※ご連絡無しのキャンセルはお控えください。
※確認メールはすぐに届きます。数分待っても届かない場合は oshi@bridge-inc.net までご連絡ください。
※携帯電話の場合はPCからのメールの受信をできる設定にしてください。
※gmailなどフリーメールの方で未着の方はスパム・メールのフォルダもご確認ください。
※当日受付でお名前を言っていただき、前売りの料金をお支払いいただきます。
※当日受付でのお支払いは現金のみとなりますので予めご了承ください。


 

DJ Set @ Mitsuki

日程:2025年12月18日(木)
時間:TBA
会場:東京 渋谷・Mitsuki
料金:TBA

DJ:
Khotin
Eug
DJ Trystero


 

DJ Set @ Atdge in Seoul

日程:2025年12月19日(金)
時間:TBA
会場:韓国 ソウル・MitsukiAtdge
料金:TBA

DJ:
Khotin
and more


 

MOLDIVE

日程:2025年12月20日(土)
時間:OPEN/START 22:00
会場:大阪 梅田・NOON
料金:2,500円 別途1ドリンク代

DJ:
Khotin
AKIHIRO[NIAGARA]
KAITO + g’n’b

Sound:Kabamix


 

Area 3 new album “View” Japan only CD


Artist: Area 3
Title: View
Label: PLANCHA / Khotin Industries
Cat#: ARTPL-245
Format: CD / Digital
CD Release Date: 2025.12.19 ※ライヴ会場にて先行発売

※ボーナス・トラック1曲収録
※解説付き予定

聴くたびに新しい風景が立ち上がる ―静けさの中で“景色”が生まれる、Area 3の最新作。

Khotin の別名義が描く、極上の内省アンビエント。ついに日本盤独自CD化。

Area 3 は、カナダ・エドモントンを拠点にするプロデューサー Dylan Khotin-Footeが、Khotin名義とは異なる文脈でより瞑想的・内省的なサウンドを追求するための別名義である。2025年9月5日、Khotin Industries からカセットとデジタルでリリースされた『View』は同名義における3作目のアルバムとして位置づけられ、6曲で構成されている。

全編には柔らかく揺れるシンセのレイヤー、湿度を帯びたフィールド・レコーディング的な素材、控えめながら独特の色彩を持つ電子音が溶け合い、メロディやビートが前面に出過ぎることなく、静かに風景が移り変わるようなアンビエント/ニューエイジ寄りの音像が形成されている。Khotin名義のダンス・ミュージック的アプローチとは距離を置き、視覚的・静謐・抽象的なアトモスフィアに軸足を置いた構成が特徴で、各曲が短編映像のように緩やかに場面を切り替えながらも、作品全体としてひとつの心象風景を描くような流れが作り出されている。

マスタリングは Nik Kozubが担当し、海外インディ・ショップに加えて日本のレコード店でも取り扱われるなど、カセット作品ながら確かな評価を獲得してきた。今回の日本盤CDでは、オリジナルの6曲に加えてボーナス・トラックを追加収録した国内独自仕様としてリリースされ、カセットでは得られなかったアーカイヴ性と長時間鑑賞のしやすさを備えた新たなエディションとなる。

1. Forest Science Department
2. P-plunky
3. Deep Seek
4. Grass Turns To Sponge
5. Newcomer Map
6. Loss Day
7. Pluck III (Bonus Track)


 


Khotin:

カナダ・アルバータ州エドモントンを拠点に活動するプロデューサー、Dylan Khotin-Foote によるソロ・プロジェクト Khotin は、カセット・レーベル 1080p から2014年にデビュー作『Hello World』を発表して注目を集め、その後自身のレーベル Khotin Industries を軸に、ローファイ・ハウス、ダウンテンポ、アンビエントを横断しながら独自のテクスチャーとメロディ感覚を磨いてきた。2017年にはセルフ・リリースとして『New Tab』を発表し、Pacific Rhythm がヴァイナルを担当、日本では Scent がCD化を手がけた。穏やかなシンセの揺らぎや印象主義的なサウンド・デザインが評価を高める中、2018年にカセットで発表した『Beautiful You』が大きな反響を呼び、米 Ghostly International と契約。2019年以降は同レーベルからヴァイナルもリリースされ、国際的な認知が一段と広がった。2020年には Ghostly から2作目となる『Finds You Well』を発表し、ベッドルーム的な親密さとフロア・ライクな躍動を自在に行き来するサウンドで高い評価を獲得。2023年にはアルバム『Release Spirit』をリリースし、アンビエント/チルアウト以降の現代的電子音楽としての深化を示した。一方で Khotin は、より瞑想的・内省的なアプローチを追求する別名義 Area 3 でも活動しており、2020年のセルフタイトル作や『Amb』に続き、2025年にはカセット/デジタル作品『View』を発表。より抽象的で夢のようなサウンドスケープを展開し、自身の創造性のもう一つの側面として位置づけられている。Khotin の作品に共通するのは、クラブ・ミュージックの感性とアンビエントの静謐さが自然に溶け合うバランス感覚であり、その心地よくドリーミーなリスニング体験は、ジャンルの垣根を越えて幅広いオーディエンスから支持を集め続けている。

https://khotin.ca/

 


Precipitation(東京SPREAD公演にLive出演)

Zefan Sramekの基本名義 “Precipitation”。House, Techno, Ambient, New-Ageの音を混ざっているプロジェクト。ヴィンテージシンセとハードウェアを使い、2011年から活動している。雲の動き、流れ水の音、森林の緑などにインスパイアされているメランコリックなサウンド。アンビエント、環境音楽、ニューエージのカセット・レーベル、梅レコード、のオーナー。カナダ、トロント生まれ、2019年から東京で活動している。

“Precipitation” is Zefan Sramek’s central alias, a project that mixes House, Techno, Ambient and New-Age sounds. Using vintage synths and hardware, he has been making music since 2011. His melancholic sound is inspired by the movement of clouds, the sound of running water, and the greenery of forests. He is also the founder of Umé Records, a cassette label for ambient, environmental music, and New-Age. Born in Toronto, Canada, he has been active in Tokyo since 2019.

https://precipitation.bandcamp.com/
https://soundcloud.com/precipitation
http://www.zefansramek.net/
https://umerecords.bandcamp.com/

 


BANANA
(東京SPREAD公演にVJ出演)

アナログ機材を使い音楽や映像を制作

ブラウン管/液晶モニタ/ipadを使った展示や、音楽イベントでのインスタレーション/VJ、PV制作等を実施

レーベル’conatala’構成員

https://www.instagram.com/bananakaikyo/?hl=ja


Khotinの初来日ツアーが決定!KHOTIN JAPAN TOUR 2023

今年Ghostly Internationalに移籍してから3作目となるアルバム『Release Spirit』をリリースした、レトロ・テイストのシンセを基調にアンビエントとニュー・エイジを横断していくようなチルアウト・ダンス・ミュージックを構築するカナダはエドモントンのプロデューサーDylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinの待望の初来日ツアーが決定致しました。

詳細は以下をご確認ください。

※2023年8月6日更新:大阪公演のDJとして1729の出演が決定致しましました。
※2023年8月31日更新:Khotinが日本ツアーのために用意した物販の詳細を追加しました。

PLANCHA 15th anniversary vol. 1
KHOTIN JAPAN TOUR 2023

Flyer designed by Khotin

Flyer designed by Khotin

9th September @soup Tokyo
w/ Hiroshi Ebina, DJ: Chee Shimizu

10th September @soup Tokyo
w/ H.Takahashi, DJ: DJ Trystero

12th September @MISUKI Tokyo (DJ set)
w/ Gonno, K.E.G, DJ Eft

16th September @Kiageba Church Niigata
w/ 深世, DJ: Jacob

17th September @CIRCUS Osaka
w/ Endurance, DJ: 1729

※クリックで各公演の詳細へ移動

【物販情報】Khotinが日本ツアーのためにスペシャルなアイテムを用意してくれました!
(数量限定のため売切の際はご了承ください)

Khotin Japan Tour 2023 special merch items:
💿 Khotin “disc for japan” (KIND 009)
👕 Khotin Industries ”Pollinate” LS


 

Khotin 東京公演①

日程:9月9日(土)
会場:落合・soup

時間:OPEN/START 18:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300

LIVE:
Khotin
Hiroshi Ebina

DJ:Chee Shimizu

前売り予約の受付は終了致しました。
当日券は若干数のみ販売致します。


 

Khotin 東京公演②

日程:9月10日(日)
会場:落合・soup

時間:OPEN/START 18:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300

LIVE:
Khotin
H.Takahashi

DJ:DJ Trystero

前売り予約の受付は終了致しました。
当日券は若干数のみ販売致します。


 

Khotin 東京 DJセット


Rad Weekday

日程:9月12日(火)
会場:渋谷・MITSUKI TOKYO

時間:OPEN/START 22:00
Entrance:1,000 yen

DJ:
Gonno (Ostgut Ton / Sanka)
K.E.G

Guests:
Khotin (Ghostly International / Public Release / Canada)
DJ Eft (Portland, US)


 

Khotin 新潟公演


experimental room #39

日程:9/16(土)
会場:木揚場教会(新潟市中央区礎町通上一ノ町1957 / TEL 025-229-1870)

時間:開場17:00 / 開演18:00
料金:予約3500円 / 当日4000円 / 新潟県外3000円 / 18才以下無料!

○メールにてチケットのご予約を承ります。件名を「9/16チケット予約」として、ご氏名・電話番号・ご希望の枚数をお送り下さい。
ご精算は会場入場時となります。
info@experimentalrooms.com

○会場敷地内は駐車厳禁となっております。車でお越しの場合は近隣の有料駐車場をご利用下さい。

LIVE:
Khotin
深世

DJ: Jacob

詳細: http://www.experimentalrooms.com/events/39.html

主催:experimental rooms


 

Khotin 大阪公演

日程:9/17(日)
会場:CIRCUS Osaka

時間:OPEN/START 18:00
料金:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金700円必要

LIVE:
Khotin
Endurance

DJ:1729

公演は終了致しました。ご来場誠にありがとうございました。

 

Photo credit: Patrick Holland

Photo credit: Patrick Holland

Khotin:
カナダはエドモントンを拠点に活動しているプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクト。様々なアーティストを輩出するカナダの優良カセット・レーベル1080pからファースト・アルバム『Hello World』をリリースして注目を集め、2015年にはMUTEK Montrealに出演。2017年には『New Tab』をセルフ・リリース(ヴァンクーバーのPacific Rhythmがヴァイナル化し、日本ではScentがCD化)にて発表した後、2018年に『Beautiful You』をリリース。各所で絶賛され、Ghostly Internationalとの契約と至る。そして翌年同レーベルからヴァイナルもリリースされた。2020年にはGhostly Internationalから2作目となる『Finds you Well』で、ベッドルームからフロアまでを横断する至極のチルアウト・サウンドを見せ、さらなる評価を高めた。

Khotinのアプローチは実に多彩で、穏やかなシンセのアトモスフェリックなものからヒプノティックでダンサブルなものまでを横断し、印象的でドリーミーなサウンドを展開。サウンドのバランスや安定感が絶妙で、その心地よいリスニング感はジャンルの垣根を越えて注目度が高まっている。


 

Khotin東京公演①出演者


Hiroshi Ebina:

Hiroshi Ebinaは東京のサウンドアーティスト。活動は多岐に渡り、アンビエントミュージックの作曲・演奏や、雅楽奏者としての活動、フィルムカメラを用い写真作品の作成も行なっている。ニューヨークでの活動を経て、2018年より日本での活動を再開。作曲にはモジュラーシンセを中心にテープマシンや多種多様なアコースティック楽器を用いる。近年はKitchen LabelやMystery Circles,Seil Recordsより作品を発表している。
「偶発性」はHiroshi Ebinaの音楽を語る上で欠かすことのできない要素である。真白の紙の上に点や線を広げるように音と並べていき、法則を与えることで音楽を形作っていくプロセスを取っている。作曲の際はリズムやピッチといった側面だけでなく、音の触感や音と音との間の無音部分などを重視している。


Chee Shimizu:

日本におけるクラブ・カルチャー黎明期の90年代初頭より活動を開始。トランス、テクノ、ハウス、ディスコと変遷を続け、現在はダンス・ミュージックからアンビエント、リスニング、エクスペリメンタルまで幅広いジャンルを網羅するフリースタイルを展開し、国内外で長きにわたり活動を続ける。選曲家、文筆家、プロデューサー、レコード・ショップ/レコード・レーベル主宰など、音楽旅先案内人としても多彩な仕事に従事し、リミックス/リエディット・ワークも多数こなす。昨今は即興音楽家とのライブ・セッションにも取り組んでおり、LAのESP InstituteからChee Shimizu + miku-mari名義でのアルバムを2021年2月にリリース。同年10月にリリースされたスイス人ギタリストPablo Colorの最新アルバムに同ユニットによるリミックスが収録された。著書に『obscure sound 桃源郷的音盤640選』『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』。


 

Khotin東京公演②出演者


H.Takahashi:

東京を拠点とする作曲家/建築家。UKの【Where To Now?】、USの【Not Not Fun】、ベルギーの【Dauw】や【Aguirre】、日本の【White Paddy Mountain】といったレーベルからアンビエント作品をリリース。また、やけのはら、P-RUFF、大澤悠大らとのライブユニット【UNKNOWN ME】や【Atoris】としても各国から作品を発表している。2021年11月から東京の三軒茶屋にレコードショップ【Kankyo Records】をオープン。2023年3月からレーベルとしての活動もスタート。


DJ Trystero:

東京拠点のプロデューサー/DJ。2019年にはSustain-Releaseへ出演。名門レーベル〈The Trilogy Tapes〉からリリースし、レーベル運営では独創的かつ気鋭なキュレーション、センス溢れるグラフィックをデザインするなど多才。


 

Khotin新潟公演出演者


深世(Synthe):

野外アンビエント活動をしているTAKEO WATANABEとラッパーのyuzo ishizucaによるアンビエント・バンド。神々しく実験的な音の中にその場に降りてくるvoiceとのセッション・サウンド。曲の展開構成はその場の空気で変化する。抽象的でありながら説得力のある音楽を創造する。


Jacob:

国内外の先鋭的なアーティストを招聘し、アート・エキシビションやクラブ・イベントなどを行う、新潟のアンダーグラウンド・シーンを牽引するred race riot!を主催し、DJとしてもプレイする。また様々なイベントでもDJとして精力的な活動を行い、盟友leとのDJユニット、Ixalodsの名義も持っている。


 

Khotin大阪公演出演者


Endurance:
Enduranceはカナダ出身大阪在住のジョシュア・ステファンのアンビエントプロジェクト。Constellation TatsuやMystery Circlesなどの海外レーベルからのリリース多数。モジュラーシンセサイザーで独自のサウンドを追求しながら、近年では音数を減らしてミニマル化した作品が特徴的。Muzan Editionsというカセットレーベルを運営、奈良の天川村で開催されるテクノフェスティバルMomentのオーガナイズチームの一員でもいる。Neel、Peter van Hoesen、Wata Igarashiなどと共演し、2021年のStar Festivalに続き、Moment、Rural、Annahmeなど、様々なイベントに出演している。

https://endurance010010.bandcamp.com/
https://soundcloud.com/joshua-stefane
https://www.instagram.com/endurance010010/


1729:
1729 = 7 × 13 × 19


KhotinがGhostly Internationalからリリースした最新アルバム『Release Spirit』の日本盤のボーナス・トラック「Dreamfoil」を公開!


レトロ・テイストのシンセを基調にアンビエントとニュー・エイジを横断していくようなチルアウト・ダンス・ミュージックを構築するカナダはエドモントンのプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinが2/17にGhostly Internationalからリリースしたニュー・アルバム『Release Spirit』の日本のみのCD盤のボーナス・トラックとして収録された「Dreamfoil」が公開されました。Khotinらしい浮遊感に満ちたドリーミーなトラックです。

Khotin – Dreamfoil (Japanese CD Bonus)

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=RLoIUJ7R4T0

 

Khotin new album “Release Spirit” now on sale


Artist: Khotin
Title: Release Spirit
Label: PLANCHA / Ghostly International
Cat#: ARTPL-180
Format: CD
※日本独自CD化
※ボーナス・トラック1曲収録
Release Date: February 17, 2023
Price(CD): 2,200yen + tax


レトロ・テイストのシンセを基調にアンビエントとニュー・エイジを横断していくようなチルアウト・ダンス・ミュージックを構築するカナダはエドモントンのプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinの待望の新作が完成。
歪んだシンセ、ブレイクビーツ、ピアノの音に、リリカルなサンプル、フィールド・レコーディング、その他の抽象的な断片を混ぜ合わせ、より意図的な自由で遊び心のある作品に到達。Khotinのドリーミーなスタイルの暖かさと親しみやすさが、新しいアイデアとフレームワークに出会い、自然な進行とささやかな啓示を受けたという決定的なフルレングス。

Dylan Khotin-Footeは、Khotinという別名義を10年以上続けており、印象派的なエレクトロニック・プロジェクトは、彼の人生の動きとともに変化している。2014年に発表した『Hello World』のクラブ・フレンドリーなグルーヴでバンクーバーのアンダーグラウンド・ダンス・シーンの中心へと躍り出たが、一方でDJ疲れを癒すダウンテンポの2018年の『Beautiful You』のよなアプローチも見せる。彼のメロディックな感性と雰囲気に対する遊び心のある耳は、依然としてプロジェクトの指紋の波打つ核となっており、ビート・ドリヴンであれアンビエントであれ、Khotinのトラックには一聴で分かる独特の渦巻きがある。Ghostly Internationalから2枚目のLPとなる『Finds You Well』を2020年にリリースした後、Khotin-Footeは故郷のエドモントンでゆっくりとした雰囲気の中に身を置くようになった。パンデミック以前から、ソフトなプロダクションに軸足を移し、DJ活動から離れたことで、バンクーバーやクラブでのブッキングの機会は全体的に減っていたが、内向的な性格を自認する彼は、それを良しとしていた。そして彼は、新曲のトーン、ペース、ダイナミズムといった技術を倍加させ、決定的なフルレングスに到達した。それが本作『Release Spirit』である。Khotinは期待というプレッシャーから自分を解放し、彼の音楽について私たちが知っているすべてを融合させ、洗練させている。Khotinのドリーミーなスタイルの暖かさと親しみやすさが、新しいアイデアとフレームワークに出会い、自然な進行とささやかな啓示を受けたのである。

アルバムタイトルは、ビデオゲーム「World of Warcraft」の中の「Release Spirit」という仕組みを借用したもの。プレイヤーは死ぬと、魂を解放し、亡霊となって自分の死体を見つけて生き返るように促される。Khotinはこれを、帰郷によってもたらされた差し迫った変化と、その結果として生じる、創造的な自分を再び見つけるために芸術的な期待を浄化するプロセスの、価値ある比喩だと考えている。今作では、歪んだシンセ、ブレイクビーツ、ピアノの音に、リリカルなサンプル、フィールド・レコーディング、その他の抽象的な断片を混ぜ合わせ、より意図的な自由で遊び心のある作品に仕上がっている。ミックスとシーケンスには、今回初めてNik Kozubを起用した。Khotin-Footeは、レーベルNormals Welcomeを共同運営していた頃、エドモントンを拠点とするミュージシャン兼エンジニアのNikとマスタリングの工程で長い間一緒に仕事をしてきましたが、今回は彼らの距離が近くなったため、彼の”耳”をより早く取り入れることができたのだろう。結果的に「今までで一番いい音のレコードになったと思う」と語っている。

『Release Spirit』はKhotinが家族旅行で訪れたブリティッシュコロンビア州のオカナガン湖で過ごしたHappy Valley Roadでの出来事で制作された「HV Road」で幕を開ける。夜のコオロギを録音しようとしたようだが、弟妹によってすぐに阻止されてしまう。この可愛らしいやり取りが、リスナーをある種のコアな記憶へと導き、Khotinの最もトランスペアレントな楽曲を特徴づけてきた、誰もが理解できる温かさと驚異的なトーンを設定する。この曲は、ビートと人の声のようなハミングの相互作用で作られたグルーヴとメロディーの傑出した曲で、Khotinはこのゾーンを知り尽くしており、黙想にもクラブでのウォームアップにも等しく適している。

「3 pz」の泡立つような雰囲気と不条理さは、宇宙的でコミカルな間奏曲であると同時に、2世代前に彼の家族がカナダに移住し、英語を学ぶために使用したオーディオ・チュートリアルについて振り返っていることを語っている。「私の祖父母が奇妙なフレーズを繰り返しているのを想像することができるんだ」と彼は説明する。「Fountain, Growth」では、KhotinはモントリオールのTess Roby(3人組バンド、Dawn to Dawnとしても活動している)とコラボレーションし、プロジェクト初のヴォーカル・トラックを披露。Tessの柔らかな語り口は、螺旋状のエアポケットに響くリズミカルなプロダクションの上で、シューゲイザー・ポップのような爽やかさを醸し出している。このシングルとアルバムを通して、曲の名前の由来である彷徨える精霊のように、構成されたレイヤーの間を風が吹き抜け、「Life Mask」の鳥のさえずりを経て、「Unlimited <3>」へとシームレスに到達していく。後者はスローモーションで、カシオトーンから聞こえる実体のない音が808ドラムとサブ・ベースとぶつかり合い、トラップとインストゥルメンタル・ヒップホップの間を行き来するようなヴァイヴスを生み出している。

『Release Spirit』は夢の中のシークエンスで休息しているかのようであり、デジタル化されたアンビエントの「My Same Size」の前に、「Techno Creep」の心臓の鼓動に合わせて振動するシンセラインが踊り、ハイパーなレム状態を表現している。そして最後のパスでは、Khotinは画面の輝きから大陸横断の旅を想像し、ヨーロッパと日本の鉄道路線を追ったYouTube動画のジャンルのサウンドトラックとして、「Sound Gathering Trip」を録音した。ピアノの鍵盤が鳴り響き、静寂に満ちたサウンド・デザインが街並みから田園風景まで、レールの上を揺れ動き、彼のベッドルームの向こう側の世界を内省的に駆け抜ける。

この作品は、Khotinのプロジェクト全体に対する適切な別れのイメージを兼ね備えています。大きな夢を持ちながらも、細部にまでこだわり、内側から環境を形成している時が最も幸せな時なのだ。過去10年間、彼はエドモントンを拠点に、バンクーバーやその周辺に痕跡を残してきた。しかし、すべての兆候が故郷を指すとき、彼は別の視点からすべてを見るためにループバックし、活性化し、洗練され、自由になる。


TRACK LIST:

01. HV Road
02. Lovely
03. Home World 303
04. 3 pz
05. Computer Break (Late Mix)
06. Fountain, Growth (ft Tess Roby)
07. Life Mask
08. Unlimited <3
09. Techno Creep
10. My Same Size
11. Sound Gathering Trip
12. Dreamfoil (Bonus Track)

 

Photo by Tess Roby

Photo by Tess Roby

Khotin:
カナダはエドモントンを拠点に活動しているプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクト。最初期はHappy Trendy名義で活動していたが、2014年にKhotinへと変名。様々なアーティストを輩出するカナダの優良カセット・レーベル1080pからファースト・アルバム『Hello World』をリリースして注目を集め、2015年にはMUTEK Montrealに出演。2017年には『New Tab』をセルフ・リリース(ヴァンクーバーのPacific Rhythmがヴァイナル化し、日本ではScentがCD化)にて発表した後、2018年に『Beautiful You』をリリース。各所で絶賛され、Ghostly Internationalとの契約と至る。そして翌年同レーベルからヴァイナルもリリースされた。2020年にはGhostly Internationalから2作目となる『Finds you Well』で、ベッドルームからフロアまでを横断する至極のチルアウト・サウンドを見せ、さらなる評価を高めた。
Khotinのアプローチは実に多彩で、穏やかなシンセのアトモスフェリックなものからヒプノティックでダンサブルなものまでを横断し、印象的でドリーミーなサウンドを展開。サウンドのバランスや安定感が絶妙で、その心地よいリスニング感はジャンルの垣根を越えて注目度が高まっている。


KHOTIN “Release Spirit” [ARTPL-180]

Artist: Khotin
Title: Release Spirit
Cat#: ARTPL-180
Format: CD

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック1曲収録
※解説:柴崎祐二

Release Date: 2023.02.17
Price(CD): 2,200yen + tax


レトロ・テイストのシンセを基調にアンビエントとニュー・エイジを横断していくようなチルアウト・ダンス・ミュージックを構築するカナダはエドモントンのプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinの待望の新作が完成。
歪んだシンセ、ブレイクビーツ、ピアノの音に、リリカルなサンプル、フィールド・レコーディング、その他の抽象的な断片を混ぜ合わせ、より意図的な自由で遊び心のある作品に到達。Khotinのドリーミーなスタイルの暖かさと親しみやすさが、新しいアイデアとフレームワークに出会い、自然な進行とささやかな啓示を受けたという決定的なフルレングス。

Dylan Khotin-Footeは、Khotinという別名義を10年以上続けており、印象派的なエレクトロニック・プロジェクトは、彼の人生の動きとともに変化している。2014年に発表した『Hello World』のクラブ・フレンドリーなグルーヴでバンクーバーのアンダーグラウンド・ダンス・シーンの中心へと躍り出たが、一方でDJ疲れを癒すダウンテンポの2018年の『Beautiful You』のよなアプローチも見せる。彼のメロディックな感性と雰囲気に対する遊び心のある耳は、依然としてプロジェクトの指紋の波打つ核となっており、ビート・ドリヴンであれアンビエントであれ、Khotinのトラックには一聴で分かる独特の渦巻きがある。Ghostly Internationalから2枚目のLPとなる『Finds You Well』を2020年にリリースした後、Khotin-Footeは故郷のエドモントンでゆっくりとした雰囲気の中に身を置くようになった。パンデミック以前から、ソフトなプロダクションに軸足を移し、DJ活動から離れたことで、バンクーバーやクラブでのブッキングの機会は全体的に減っていたが、内向的な性格を自認する彼は、それを良しとしていた。そして彼は、新曲のトーン、ペース、ダイナミズムといった技術を倍加させ、決定的なフルレングスに到達した。それが本作『Release Spirit』である。Khotinは期待というプレッシャーから自分を解放し、彼の音楽について私たちが知っているすべてを融合させ、洗練させている。Khotinのドリーミーなスタイルの暖かさと親しみやすさが、新しいアイデアとフレームワークに出会い、自然な進行とささやかな啓示を受けたのである。

アルバムタイトルは、ビデオゲーム「World of Warcraft」の中の「Release Spirit」という仕組みを借用したもの。プレイヤーは死ぬと、魂を解放し、亡霊となって自分の死体を見つけて生き返るように促される。Khotinはこれを、帰郷によってもたらされた差し迫った変化と、その結果として生じる、創造的な自分を再び見つけるために芸術的な期待を浄化するプロセスの、価値ある比喩だと考えている。今作では、歪んだシンセ、ブレイクビーツ、ピアノの音に、リリカルなサンプル、フィールド・レコーディング、その他の抽象的な断片を混ぜ合わせ、より意図的な自由で遊び心のある作品に仕上がっている。ミックスとシーケンスには、今回初めてNik Kozubを起用した。Khotin-Footeは、レーベルNormals Welcomeを共同運営していた頃、エドモントンを拠点とするミュージシャン兼エンジニアのNikとマスタリングの工程で長い間一緒に仕事をしてきましたが、今回は彼らの距離が近くなったため、彼の”耳”をより早く取り入れることができたのだろう。結果的に「今までで一番いい音のレコードになったと思う」と語っている。

『Release Spirit』はKhotinが家族旅行で訪れたブリティッシュコロンビア州のオカナガン湖で過ごしたHappy Valley Roadでの出来事で制作された「HV Road」で幕を開ける。夜のコオロギを録音しようとしたようだが、弟妹によってすぐに阻止されてしまう。この可愛らしいやり取りが、リスナーをある種のコアな記憶へと導き、Khotinの最もトランスペアレントな楽曲を特徴づけてきた、誰もが理解できる温かさと驚異的なトーンを設定する。この曲は、ビートと人の声のようなハミングの相互作用で作られたグルーヴとメロディーの傑出した曲で、Khotinはこのゾーンを知り尽くしており、黙想にもクラブでのウォームアップにも等しく適している。

「3 pz」の泡立つような雰囲気と不条理さは、宇宙的でコミカルな間奏曲であると同時に、2世代前に彼の家族がカナダに移住し、英語を学ぶために使用したオーディオ・チュートリアルについて振り返っていることを語っている。「私の祖父母が奇妙なフレーズを繰り返しているのを想像することができるんだ」と彼は説明する。「Fountain, Growth」では、KhotinはモントリオールのTess Roby(3人組バンド、Dawn to Dawnとしても活動している)とコラボレーションし、プロジェクト初のヴォーカル・トラックを披露。Tessの柔らかな語り口は、螺旋状のエアポケットに響くリズミカルなプロダクションの上で、シューゲイザー・ポップのような爽やかさを醸し出している。このシングルとアルバムを通して、曲の名前の由来である彷徨える精霊のように、構成されたレイヤーの間を風が吹き抜け、「Life Mask」の鳥のさえずりを経て、「Unlimited <3>」へとシームレスに到達していく。後者はスローモーションで、カシオトーンから聞こえる実体のない音が808ドラムとサブ・ベースとぶつかり合い、トラップとインストゥルメンタル・ヒップホップの間を行き来するようなヴァイヴスを生み出している。

『Release Spirit』は夢の中のシークエンスで休息しているかのようであり、デジタル化されたアンビエントの「My Same Size」の前に、「Techno Creep」の心臓の鼓動に合わせて振動するシンセラインが踊り、ハイパーなレム状態を表現している。そして最後のパスでは、Khotinは画面の輝きから大陸横断の旅を想像し、ヨーロッパと日本の鉄道路線を追ったYouTube動画のジャンルのサウンドトラックとして、「Sound Gathering Trip」を録音した。ピアノの鍵盤が鳴り響き、静寂に満ちたサウンド・デザインが街並みから田園風景まで、レールの上を揺れ動き、彼のベッドルームの向こう側の世界を内省的に駆け抜ける。

この作品は、Khotinのプロジェクト全体に対する適切な別れのイメージを兼ね備えています。大きな夢を持ちながらも、細部にまでこだわり、内側から環境を形成している時が最も幸せな時なのだ。過去10年間、彼はエドモントンを拠点に、バンクーバーやその周辺に痕跡を残してきた。しかし、すべての兆候が故郷を指すとき、彼は別の視点からすべてを見るためにループバックし、活性化し、洗練され、自由になる。


TRACK LIST:

01. HV Road
02. Lovely
03. Home World 303
04. 3 pz
05. Computer Break (Late Mix)
06. Fountain, Growth (ft Tess Roby)
07. Life Mask
08. Unlimited <3
09. Techno Creep
10. My Same Size
11. Sound Gathering Trip
12. Dreamfoil (Bonus Track)

 


カナダはエドモントンのチルアウト・ダンス・ミュージックの才人Khotinが2/17にGhostly Internationalからリリースするニュー・アルバム『Release Spirit』から先行セカンド・シングルとなる「Unlimited <3」が公開

Photo by Patrick Holland

Photo by Patrick Holland

レトロ・テイストのシンセを基調にアンビエントとニュー・エイジを横断していくようなチルアウト・ダンス・ミュージックを構築するカナダはエドモントンのプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinが2/17にGhostly Internationalからリリースするニュー・アルバム『Release Spirit』から先行セカンド・シングルとなる「Unlimited <3」が公開されました。

なお本作のCDリリースはPLANCHAから日本のみでボーナス・トラックが1曲追加されます。

 

Khotin new single “Unlimited <3” out now

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=R4Yn-L8Em-4

 

Khotin new album “Release Spirit” 2023/02/17 release


Artist: Khotin
Title: Release Spirit
Label: PLANCHA / Ghostly International
Cat#: ARTPL-180
Format: CD
※日本独自CD化
※ボーナス・トラック1曲収録
Release Date: February 17, 2023
Price(CD): 2,200yen + tax


レトロ・テイストのシンセを基調にアンビエントとニュー・エイジを横断していくようなチルアウト・ダンス・ミュージックを構築するカナダはエドモントンのプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinの待望の新作が完成。
歪んだシンセ、ブレイクビーツ、ピアノの音に、リリカルなサンプル、フィールド・レコーディング、その他の抽象的な断片を混ぜ合わせ、より意図的な自由で遊び心のある作品に到達。Khotinのドリーミーなスタイルの暖かさと親しみやすさが、新しいアイデアとフレームワークに出会い、自然な進行とささやかな啓示を受けたという決定的なフルレングス。

Dylan Khotin-Footeは、Khotinという別名義を10年以上続けており、印象派的なエレクトロニック・プロジェクトは、彼の人生の動きとともに変化している。2014年に発表した『Hello World』のクラブ・フレンドリーなグルーヴでバンクーバーのアンダーグラウンド・ダンス・シーンの中心へと躍り出たが、一方でDJ疲れを癒すダウンテンポの2018年の『Beautiful You』のよなアプローチも見せる。彼のメロディックな感性と雰囲気に対する遊び心のある耳は、依然としてプロジェクトの指紋の波打つ核となっており、ビート・ドリヴンであれアンビエントであれ、Khotinのトラックには一聴で分かる独特の渦巻きがある。Ghostly Internationalから2枚目のLPとなる『Finds You Well』を2020年にリリースした後、Khotin-Footeは故郷のエドモントンでゆっくりとした雰囲気の中に身を置くようになった。パンデミック以前から、ソフトなプロダクションに軸足を移し、DJ活動から離れたことで、バンクーバーやクラブでのブッキングの機会は全体的に減っていたが、内向的な性格を自認する彼は、それを良しとしていた。そして彼は、新曲のトーン、ペース、ダイナミズムといった技術を倍加させ、決定的なフルレングスに到達した。それが本作『Release Spirit』である。Khotinは期待というプレッシャーから自分を解放し、彼の音楽について私たちが知っているすべてを融合させ、洗練させている。Khotinのドリーミーなスタイルの暖かさと親しみやすさが、新しいアイデアとフレームワークに出会い、自然な進行とささやかな啓示を受けたのである。

アルバムタイトルは、ビデオゲーム「World of Warcraft」の中の「Release Spirit」という仕組みを借用したもの。プレイヤーは死ぬと、魂を解放し、亡霊となって自分の死体を見つけて生き返るように促される。Khotinはこれを、帰郷によってもたらされた差し迫った変化と、その結果として生じる、創造的な自分を再び見つけるために芸術的な期待を浄化するプロセスの、価値ある比喩だと考えている。今作では、歪んだシンセ、ブレイクビーツ、ピアノの音に、リリカルなサンプル、フィールド・レコーディング、その他の抽象的な断片を混ぜ合わせ、より意図的な自由で遊び心のある作品に仕上がっている。ミックスとシーケンスには、今回初めてNik Kozubを起用した。Khotin-Footeは、レーベルNormals Welcomeを共同運営していた頃、エドモントンを拠点とするミュージシャン兼エンジニアのNikとマスタリングの工程で長い間一緒に仕事をしてきましたが、今回は彼らの距離が近くなったため、彼の”耳”をより早く取り入れることができたのだろう。結果的に「今までで一番いい音のレコードになったと思う」と語っている。

『Release Spirit』はKhotinが家族旅行で訪れたブリティッシュコロンビア州のオカナガン湖で過ごしたHappy Valley Roadでの出来事で制作された「HV Road」で幕を開ける。夜のコオロギを録音しようとしたようだが、弟妹によってすぐに阻止されてしまう。この可愛らしいやり取りが、リスナーをある種のコアな記憶へと導き、Khotinの最もトランスペアレントな楽曲を特徴づけてきた、誰もが理解できる温かさと驚異的なトーンを設定する。この曲は、ビートと人の声のようなハミングの相互作用で作られたグルーヴとメロディーの傑出した曲で、Khotinはこのゾーンを知り尽くしており、黙想にもクラブでのウォームアップにも等しく適している。

「3 pz」の泡立つような雰囲気と不条理さは、宇宙的でコミカルな間奏曲であると同時に、2世代前に彼の家族がカナダに移住し、英語を学ぶために使用したオーディオ・チュートリアルについて振り返っていることを語っている。「私の祖父母が奇妙なフレーズを繰り返しているのを想像することができるんだ」と彼は説明する。「Fountain, Growth」では、KhotinはモントリオールのTess Roby(3人組バンド、Dawn to Dawnとしても活動している)とコラボレーションし、プロジェクト初のヴォーカル・トラックを披露。Tessの柔らかな語り口は、螺旋状のエアポケットに響くリズミカルなプロダクションの上で、シューゲイザー・ポップのような爽やかさを醸し出している。このシングルとアルバムを通して、曲の名前の由来である彷徨える精霊のように、構成されたレイヤーの間を風が吹き抜け、「Life Mask」の鳥のさえずりを経て、「Unlimited <3>」へとシームレスに到達していく。後者はスローモーションで、カシオトーンから聞こえる実体のない音が808ドラムとサブ・ベースとぶつかり合い、トラップとインストゥルメンタル・ヒップホップの間を行き来するようなヴァイヴスを生み出している。

『Release Spirit』は夢の中のシークエンスで休息しているかのようであり、デジタル化されたアンビエントの「My Same Size」の前に、「Techno Creep」の心臓の鼓動に合わせて振動するシンセラインが踊り、ハイパーなレム状態を表現している。そして最後のパスでは、Khotinは画面の輝きから大陸横断の旅を想像し、ヨーロッパと日本の鉄道路線を追ったYouTube動画のジャンルのサウンドトラックとして、「Sound Gathering Trip」を録音した。ピアノの鍵盤が鳴り響き、静寂に満ちたサウンド・デザインが街並みから田園風景まで、レールの上を揺れ動き、彼のベッドルームの向こう側の世界を内省的に駆け抜ける。

この作品は、Khotinのプロジェクト全体に対する適切な別れのイメージを兼ね備えています。大きな夢を持ちながらも、細部にまでこだわり、内側から環境を形成している時が最も幸せな時なのだ。過去10年間、彼はエドモントンを拠点に、バンクーバーやその周辺に痕跡を残してきた。しかし、すべての兆候が故郷を指すとき、彼は別の視点からすべてを見るためにループバックし、活性化し、洗練され、自由になる。


TRACK LIST:

01. HV Road
02. Lovely
03. Home World 303
04. 3 pz
05. Computer Break (Late Mix)
06. Fountain, Growth (ft Tess Roby)
07. Life Mask
08. Unlimited <3
09. Techno Creep
10. My Same Size
11. Sound Gathering Trip
12. Dreamfoil (Bonus Track)

 

Photo by Tess Roby

Photo by Tess Roby


Khotin:

カナダはエドモントンを拠点に活動しているプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクト。最初期はHappy Trendy名義で活動していたが、2014年にKhotinへと変名。様々なアーティストを輩出するカナダの優良カセット・レーベル1080pからファースト・アルバム『Hello World』をリリースして注目を集め、2015年にはMUTEK Montrealに出演。2017年には『New Tab』をセルフ・リリース(ヴァンクーバーのPacific Rhythmがヴァイナル化し、日本ではScentがCD化)にて発表した後、2018年に『Beautiful You』をリリース。各所で絶賛され、Ghostly Internationalとの契約と至る。そして翌年同レーベルからヴァイナルもリリースされた。2020年にはGhostly Internationalから2作目となる『Finds you Well』で、ベッドルームからフロアまでを横断する至極のチルアウト・サウンドを見せ、さらなる評価を高めた。
Khotinのアプローチは実に多彩で、穏やかなシンセのアトモスフェリックなものからヒプノティックでダンサブルなものまでを横断し、印象的でドリーミーなサウンドを展開。サウンドのバランスや安定感が絶妙で、その心地よいリスニング感はジャンルの垣根を越えて注目度が高まっている。


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