先日初のジャパン・ツアーも発表された、現代エレクトロニック・ミュージック・シーンで最も注目されているアーティストのひとり、Loraine Jamesの別名義、Whatever The WeatherのFESTIVAL de FRUE 2022への出演が決定致しました。
詳細は以下をご確認ください。

PLANCHAからは先日発表されましたが、韓国のアンビエント・デュオ、Salamandaも出演致します。

 

FESTIVAL de FRUE 2022

濃く、深い音楽体験は、時として忘れられない鮮やかなイメージを心のなかに残します。人生が変わるきっかけにもなるし、救われることもあります。
なにかと苦しく辛いことが続いていますが、どんな世の中でも、素晴らしい音楽に出会い、おいしい食事やお酒を嗜み、国籍や人種、性別や世代をも超え、ともに魂がふるえる体験を分かち合うということは、やはり何事にも代えがたいものだと強く思います。冬に入る直前のFESTIVAL de FRUE 2022の追加アーティストとして5組!

新譜『Betsu No Jikan』(細野晴臣、ジム・オルーク、ネルス・クライン、カルロス・ニーニョ、サム・ゲンデル、石若駿ら参加)で新境地を切り開いた希代の音楽家・岡田拓郎、妖しいジャズやサイケデリックロックなどを巧みにつなぎ人気を博すDonna Leake、世界中のフェスやダンスフロアを飛び回るPowder、6月の来日フルジーニョで魅せに魅せたSam Wilkesがクインテット(来日メンバーは近日中発表)で来日、現代エレクトロ・ミュージック・シーンにおいて最も注目を集めているプロデューサーのひとり、ロレイン・ジェイムズが別名義Whatever The Weatherで出演!

開催日時:
11月5日(土) 開場 11:00 / 開演 11:00 / 終演 27:00
11月6日(日) 開場 9:00 / 開演 9:00 / 終演 20:00
※予告なく変更する場合があります

場所:
つま恋リゾート彩の郷 (静岡県掛川市満水(たまり)2000)

LINE UP:
Acid Pauli
Aragaki Mutsumi
billy woods
Deerhoof
Donna Leake
Manami Kakudo
Pino Palladino and Blake Mills featuring Sam Gendel & Abe Rounds
Powder
Salamanda
Sam Amidon with String Quartet
Sam Wilkes and more…
Takuro Okada
Whatever The Weather

…and more TBA

Flyer Image:
Yuriko Shimamura

前売チケット:

カテゴリー4
2日券:19,000円
1日券:13,000円
駐車券:3,500円
キャンプ券:3,300円

カテゴリー5 ※10月31日(月)0時より11月4日(金)23:59まで
2日券:20,000円
1日券:14,000円
駐車券:4,000円
キャンプ券:3,500円

当日券
2日券:21,000円
1日券:15,000円
駐車券:4,000円
キャンプ券:4,000円

※未使用のFESTIVAL de FRUE 2020,21 チケット(全券種)は、本年もご利用いただけます。
※1日券は5日か6日の好きな方にご入場できます
※12歳以下は無料
※バイクでお越しの方は、駐車券は不要です。当日、南駐車場入口にて¥1000/1台をお支払いください。

掛川駅周辺ホテル予約@楽天:
https://a.r10.to/hlO4em
※掛川駅南口と会場間の無料シャトルバスを運行します

協力:
infusiondesign inc. / KIMOBIG BRASIL / ハタケスタジオ / イマジン / FLATTOP / SPREAD / melting bot / BLOCK HOUSE / PRBAR / 水曜カレー / QX CREATIONS / RASA DESIGN / STAGEMIND.Inc / LSD-E / picnic inc. / エイトビート / ダイトカイ / Eastwood Higashimori / 原泉アートデイズ! / sloWPorch / Bird -old pizza house- / 旧八女郡役所音楽の会

主催:
FRUE
https://festivaldefrue.com/


Whatever The Weather:

Whatever The WeatherはHyperdubから良作をリリースしているノース・ロンドンのプロデューサー、Loraine Jamesによる別名義プロジェクト。Loraineはパンデミック以降の激動のこの2年間をアートを通じて駆け抜けてきた。NTSラジオでマンスリーのショーを始め、Bandcampでいくつかのプロジェクトを共有し、Hyperdubから『Nothing EP』と、2019年のブレイク作『For You and I』以来となるアルバム『Reflection』の2作のリリースした。そして同時に自身が10代の頃に持っていた未知の創造的な領域へと回帰し、この別名義プロジェクトの発足へと至る。Whatever The Weather名義ではクラブ・ミュージックとは対照的に、キーボードの即興演奏とヴォーカルの実験が行われ、パーカッシヴな構造を捨ててアトモスフィアと音色の形成が優先されている。
そしてデビュー作となるセイム・タイトル・アルバム『Whatever The Weather』が自身が長年ファンだったというGhoslty Internationalからリリースされた(Loraineは本アルバムのマスタリングを依頼したTelefon Tel Aviv、HTRK、Lusineなど、アンビエントと親和性の高いGhostly Internationalのアーティストたちのファンである)。「天気がどうであれ」というタイトルにもちなんで、曲名は全て温度数で示されている。周期的、季節的、そして予測不可能に展開されるアンビエント〜IDMを横断するサウンドで、20年代エレクトロニカの傑作(ele-king booksの『AMBIENT definitive 増補改訂版』にも掲載)として幅広いリスナーから支持を得ている。

 

Whatever The Weather debut album
“Whatever The Weather ” now on sale


Artist: Whatever The Weather
Title: Whatever The Weather
Label: PLANCHA / Ghostly International
Cat#: ARTPL-168
Format: CD
Release Date: 2022.04.08
Price(CD): 2,200 yen + tax

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック1曲収録
※解説:野田努(ele-king)

Hyperdubから良作をリリースしているLoraine Jamesが、自身が長年ファンだったというGhoslty Internationalから別名義Whatever The Weatherをリリース決定!
アルバム・タイトルにちなんで各曲名は全て温度になっており、キーボードの即興演奏やヴォーカルの実験を取り入れ、アトモスフィアや音色を形作ることを優先したモードで、静と動、寒と暖を行き交う心地よくも刺激的な音世界!アンビエント〜IDMを横断する20年代エレクトロニカの紛れもない傑作!マスタリングはTelefon Tel Avivが担当しており、TTAファンも必聴の内容!

ノース・ロンドンのプロデューサー、Loraine Jamesは、パンデミック以降の激動のこの2年間をアートを通じて駆け抜けてきた。NTSラジオでマンスリーのショーを始め、Bandcampでいくつかのプロジェクトを共有し、Hyperdubの2つのリリース、『Nothing EP』と、2019年のブレイクした作である『For You and I』に続くアルバム『Reflection』の録音を行った。また、また、10代頃以来の未知の創造的な領域へと戻ってきた。クラブ・ミュージックとは対照的に、このモードではキーボードの即興演奏とヴォーカルの実験が行われ、パーカッシヴな構造を捨ててアトモスフィアと音色の形成が優先されている。このように、異なる頭脳空間から、新しい座標と気候が生まれ、「Whatever The Weather」という新しいプロジェクトが誕生した。本アルバムのマスタリングを依頼したTelefon Tel Aviv、HTRK(シンガーのJonnine Standishは『Nothing EP』に参加)、Lusine(Loraineがリミックスを手がけた)など、アンビエントと親和性の高いGhostly Internationalのアーティストたちの長年のファンであるLoraineはGhostlyが空気感のあるトランスポーター的な楽曲で構成された、このセイム・タイトル・アルバム『Whatever The Weather』の理想的な拠点であると考え、このリリースへと至った。

『Whatever The Weather』のタイトルは全て温度数で表されており、シンプルなパラメーターによって、ムードを盛り上げるためのニュアンスに焦点を当てることができる。彼女の浮遊する宇宙は変動し、曲ごとに凍ったり、解けたり、揺れたり、花開いたりしていく。セッションでのジャムを元にしたアプローチを「自由な流れまかせ、私が終わったように感じたら止める」と説明し、彼女の潜在意識によってリードできるようにする。その即興演奏は、ひとつの環境の上を通過する突然の天候のような、本質的な流動性を持っている。場所は固定されているように感じるが、状況は変化していく。

アルバムの冒頭を飾る「25℃」は、柔らかなハミングとキーボードが降り注ぐ太陽のような曲。この曲は最も長い曲で、温和な風が上下すると至福の時が訪れるという点であり、安定した印象を与えるが、彼女の作品は組織的な混沌を好む傾向がある故に、その様相は当然ながら一時的なものである。このユートピアから、最もメランコリックな 「0℃」へと急降下し、浮遊する孤立したシンセ・ラインは、冷厳なビートと静電気の嵐を横切っていく。続く「17°C」では跳ね上がるような勢いのキーボードに車のクラクション、ブレーキの音、横断歩道の会話などのサンプリングが織り交ぜられ、ジャングル〜ドラムン調の変則ブレイクビーツが駆け抜けるIDM調のキラー・チューンをみせる。

この作品の一部では、Loraineはネオクラシックに傾倒し、流れ落ちるピアノの鍵盤と暖かいディレイの物悲しいヴィネットを表現している。前半最後の「2°C (Intermittent Rain)」は嵐のような短いループで終え、「10℃」ではリセットされた感覚が浸透する。エコーをかけたオルガンの上で直感的に音を混ざ、ジャズ志向を示唆する非定型のリズムにロックしたり、外したりしている。「4℃」と「30℃」は、彼女のヴォーカルの実験の幅を示すもので、前者はリズミカルで別世界のような効果があり、後者は最もストレートな歌声(彼女はデフトーンズのチノ・モレノとアメリカン・フットボールのマイク・キンセラをインスピレーション源として挙げています)を聴くことができる。

本作は「36°C」で幕を閉じるが、この曲は冒頭の「25℃」のようにシンセサイザーのコーラスが心地よく、空を飛ぶようなこのコレクションにふさわしいブックエンドとして機能している。周期的、季節的、そして予測不可能な、まさにその名の通りであり、アンビエント〜IDMを横断する20年代エレクトロニカの紛れもない傑作だ。

マスタリングはTelefon Tel Avivが担当している。CDリリースは日本のみで、レコードには未収録(デジタルには収録)のボーナ・トラックが追加されている。


01. 25°C
02. 0°C
03. 17°C
04. 14°C
05. 2°C (Intermittent Rain)
06. 10°C
07. 6°C
08. 4°C
09. 30°C
10. 36°C
11. 28°C (Intermittent Sunshine) [Bonus Track]

Loraine James // Whatever The Weather初来日決定!Julius Eastmanの楽曲を再解釈したLoraine Jamesの新作アルバム『Building Something Beautiful For Me』の日本リリースも決定!

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