注目のロンドンのシティ・ポップ・バンドPREPが遂に待望の1stアルバムを完成。
EPのリリースのみながらアジア圏を中心に爆発的人気を博し、サマーソニック2019を含む2度の来日を果たすなど、大きな注目を集めるロンドンの4人組シティ・ポップ・バンド、PREPの待望のファースト・フルレングスにしてセルフ・タイトルのアルバム。 Read More →
9/25にリリースとなりました、カナダはエドモントンのプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinのニュー・アルバム『Finds You Well』から「Groove 32」のミュージック・ビデオが公開されました。現在の拠点エドモントンに移る前のヴァンクーバー在住時代に撮影した良き思い出の断片で編集されたドキュメンタリー風の映像です。
“finds you well” is officially out today. i made a lil music vid documenting some nice memories in vancouver before i moved back to my hometown in august.
thanks so much to everyone out there listening. i hope you enjoy <3
Artist: Khotin
Title: Finds You Well
Cat#: ARTPL-137
Format: CD ※日本独自CD化 ※ボーナス・トラック1曲収録 ※解説:柴崎祐二
Release Date: September 25, 2020
Price(CD): 2,200yen + tax
カナダはエドモントンのプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによるソロ・プロジェクトKhotinの各所で絶賛されたローファイ・チルアウト名作『Beautiful You』以来の新作『Finds You Well』がGhostly Internatinalから登場。
心地よいビートにレトロ・テイストなシンセがおぼろげに融合しながらアンビエントとニュー・エイジを横断していくような至極のサウンド。
絶妙のバランス感でベッドルームとフロアを横断するチルアウト傑作。まるで牧歌的でまろやかなBoards of Canada!?
中盤からはトーンが安定し、牧歌的なテイストとメランコリックな感覚がバランス良く調和したアンビエントへとシフト。有機的なテクスチャーが音を発しながら雲の中へと溶け込んでいくようなサウンドを展開している。先行シングルにもなった「WEM Lagoon Jump」は『子供がショッピングモールの2階のバルコニーからメインパビリオンの噴水に飛び込んだ』という地元の西エドモントンの民話を引用したものだという。Boards of Canadaを彷彿とさせるようなノスタルジックなシンセのフレーズと反復ビートを絡め、少し水しぶきを想起させるサウンドを展開。そしてアルバムのハイライトとも言える「Your Favorite Building」ではおぼろげなシンセのレイヤーにセンシティブなピアノ・フレーズを注ぎ描き出すエモーショナルなメロディの背後から、浮かび上がるように子供がそっと歌う「you must love the world because it’s wonderful(世界は素晴らしいから、あなたは世界を愛さなければならない)」が印象に残る。中盤から後半にかけてはやや変調させたくすんだピアノを駆使し、アップテンポな前半と、なめらかで少し感傷的な後半の対比をうまく表現している。
01. Processing
02. Ivory Tower
03. Heavyball
04. Groove 32
05. Outside In The Light
06. Lucky Egg
07. WEM Lagoon Jump
08. Your Favourite Building
09. Shopping List
10. My Toan
11. A Loving Blue (Bonus Track)
セカンド・アルバム『Maybe We Could』が好評のオーストラリアはメルボルンを拠点に活動している、Simon Lam(プロダクション)とChloe Kaul(ヴォーカル)の従兄弟によるエレクトロニック・ミュージック・デュオ、Klloのアルバムのリード・シングルであり、 J-WAVEの「TOKIO HOT 100」で3周連続ベスト10入り(最高位4位)するなどスマッシュ・ヒットしている「Still Here」のカナダはトロントを出身で、LuckyMeの気鋭プロデューサー、Jacques Greeneによるリミックスがリリースされました。
Kllo – Still Here (Jacques Greene Remix)
Artist: Kllo
Title: Still Here (Jacques Greene Remix)
Label: PLANCHA
Format: Digital Single
Release Date: 2020.09.24
Emily A. Sprague – Star Gazing
Video by Emily A. Sprague & V Haddad
New Album『Hill, Flower, Fog』は11/13発売(CD / Digital)
Artist: Emily A. Sprague
Title: Hill, Flower, Fog
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-142
Format: CD / Digital
※解説:佐々木敦(HEADZ)
※日本独自CD化
Release Date: 2020.11.13
Price(CD): 2,000yen + tax
揺らめき煌めきながら時を忘れ没入させる極上の美アンビエント。 昨年RVNGからリイシューされた『Water Memory / Mount Vision』がPitchforkでベスト・ニュー・リイシューを獲得し、フロントマンを務めるのバンドFloristでもベスト・ニュー・アルバムを獲得、3月に計画されていた来日東京公演もソールドアウト(惜しくもコロナの影響で延期)するなど、インディ・シーンで注目を集める、Emily A. Spragueのソロ・アンビエント新作。
惜しくも初来日公演は延期となってしまった、ローファイ・フォーク/ポップ・バンド、Floristのフロントマンでもある大注目のアンビエント・アーティスト、Emily A. Spragueが3月にBandcampのみでリリースしていたアルバム『Hill, Flower, Fog』がトラックを加え、新たなアートワークにてフィジカル(CDは日本のみ、LPはRVNG Intl.)リリース決定(デジタル、CDは11/13発売、LPは12/4発売)。
Emily A. Sprague: 幼少期に母の教えでピアノを始める。11歳の頃からギター・レッスンを受け始めたものの、一旦やめてしまうが、14歳の時に再びギターを弾き始め、本格的にソング・ライティングに興味を持つ。その後バンドFloristを結成し、2013年に6曲入りEP『We Have Been This Way Forever』でデビュー。もう一枚の自主制作EPを経て、Double Double Whammyと契約し、2015年にリリースしたEP『Holdly』でStereogumの「50 Best New Bands Of 2015」に選出される。2016年に『The Birds Outside Sang』、2017年に『If Blue Could Be Happiness』の2作のアルバムを発表、さらに2019年には最新作『Emily Alone』をリリースし、PitchfrokでBEST NEW ALBUMを獲得し、インディ・ミュージック・リスナーから多くの支持を受ける。その活動と並行し、Emilyはモジュラー・シンセサイザーを用いたアンビエント・ミュージックの制作を開始しセルフ・リリースした『Water Memory』、「Mount Vision」が高い評価を得る。その才能に着目したNYの最先鋭レーベルRVNGよりリマスター、ボーナス・トラックを追加してフィジカル化(CD / LP)し、PitchforkにてBEST NEW REISSUEを獲得。いま最も注目されているアンビエント・アーティストの一人である。
数々のアーティストに賞賛され引っ張りだこのLAのハーピスト、Mary Lattimore。絶賛されロングセラーとなった2018年の傑作『Hundreds of Days』のリリース以降、数々のワールド・ツアー、Meg BairdやSuperchunkのMac McCaughan等とのコラボレーション・アルバム、Sigur RosのJonsiやJulianna Barwickなどの親しい実力派アーティストをフィーチャーしたリミックス・アルバムのリリース等を経て、SlowdiveのNeil Halsteadをプロデューサー/コラボレーターに迎え新作を完成させた。
Neil Halsteadとは、とあるフェスティバルに共に出演していた際に友人を介して紹介され意気投合し、次のアルバムの制作に彼をプロデューサー/コラボレーターとして迎え行うこととなったという。これまで基本的にメアリーは自身で制作をしていたので、それは大きな転機だった。そして飛行機で彼の住むコーンウォールのニューキーへ飛び、制作にとりかかった。実はその時点でニールはハープを録音したことがなかったようだが、不思議とそれは本当にうまくいったという。古い飛行場に配置されたハルステッドのスタジオで9日間記録された本作『Silver Ladders』は彼女の新たな傑作として完成した。
TRACK LIST:
01. Pine Trees
02. Silver Ladders
03. Til a Mermaid Drags You Under
04. Sometimes He’s In My Dreams
05. Chop on the Clumbout
06. Don’t Look
07. Thirty Tulips
08. Self-Portrait of My Sister (Bonus Track)
Photo credit: Rachael Pony Cassells
MARY LATTIMORE(メアリー・ラティモア):
フィラデルフィア出身で現在はLA在住のハーピスト。ライオン&ヒーリーのコンサート・ハープとエフェクトを駆使して実験的なアンビエント・サウンドをみせる。2013年にDesire Path Recordingsからファースト・アルバム『The Withdrawing Room』をリリースしデビュー。その後サーストン・ムーア、シャロン・ヴァン・エッテン、メグ・ベアード、ジュリア・ホルター、ジャーヴィス・コッカー、カート・ヴァイル、スティーヴ・ガン、エド・アスキュウなど、様々な名だたるアーティストの録音やライヴのサポートを経た他、エスパーズのメンバーが参加した総勢10名によるプロジェクト、The Valerie Projectのメンバーとしての活動や、『Marina Abramovic: The Artist Is Present』のフィルム・スコアを手掛けるなど、その動向には枚挙にいとまがない。2013年3月にはニューヨークのグランドセントラル駅の100年祭にフィーチャーされたニック・ケイヴによるカラフルな馬の作品「Soundsuits」のパフォーマンスにハーピストで出演。翌2014年にはPew Center for Arts & Heritageのフェロー賞(1年に12名のみ)を受賞している。2016年にGhostly Internationalから『At The Dam』をリリースし、2017年には2011年から2016年にかけて暮らしていたフィラデルフィアの家で録音された音源をコンパイルした『Collected Peaces』を発表。その独特のアンビエント・ハープ・サウンドはジャンルの垣根を越えて多くの支持を得ている。
その後もリアル・エステイトとツアーを回り、シガー・ロス主催のフェスティヴァル『norður og niður』のストリングス・ステージにも出演を果たし、ヘッドランズ・アートセンターの音楽アワードも受賞した。2018年、『At The Dam』以来となるオリジナル・アルバム『Hundreds of Days』をリリースし、2019年には初来日を果たした。