Photo Credit: John Also Bennett

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詩やフィールド・レコーディングを織り込んだエレクトロ・アコースティック作品で独自の表現を築いてきたFélicia Atkinsonと、映像的な感覚とオーケストラルな響きを横断しながらアンビエントの地平を拡張してきたChristina Vantzouが、4/10にRVNG Intl.が企画する現代コラボレーション・シリーズ「Reflections」の第3弾としてリリースする『Reflections Vol. 3: Water Poems』からセカンド・シングル「Shines for Eternity」が公開。

『Reflections Vol. 3: Water Poems』で、Félicia Atkinson と Christina Vantzou は、友情と大気のように漂う芸術性を儀式的な集中へと昇華させている。スポークンワードが立ち上げる環境と、オーケストラ的な想像力が支流のように流れ込み、ひとつの大きな流れとして結晶する。その結果生まれたのは、海、空、石に根ざした、夢見心地の楽曲とサウンドスケープのコレクションだ。エレクトロアコースティックな楽器編成、声、そして環境音を通して、『Water Poems』は、日常の親密さと、あらゆる生命がほどけ出てくる海の謎のあいだにあるような、潜在意識の空間へとリスナーを誘う。

「Shines for Eternity」は、夢のような入浴、あるいは浄化の儀式を想起させる。柔らかな水しぶきや滴りがもたらす馴染み深い親密さは、ささやくような言葉、ピアノ、ベル、シンセが織りなす網目の中で抽象化されていく。電子的な処理が幻想性をいっそう深め、Atkinson と Vantzou が巧みに立ち上げる“耳のためのシネマ”が広がる。翼のある生き物が、見えない泉の水面をかすめるように飛び、サウンドスケープの上を横切っていくかのようだ。「私たちは水である」と、オラクル(神託者)が断言する。

 

Félicia Atkinson & Christina Vantzou‘s new single “Shines for Eternity” out now


Artist: Félicia Atkinson & Christina Vantzou
Title: Shines for Eternity
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
Buy / Listen: https://orcd.co/978boje

Félicia Atkinson & Christina Vantzou – Shines for Eternity [Official Audio]
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=pqLalRvYBp8

 

Félicia Atkinson & Christina Vantzou’s “Reflections Vol. 3: Water Poems” out on April 10, 2026.


Artist: Félicia Atkinson & Christina Vantzou
Title: Reflections Vol. 3: Water Poems

Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-252
Format: CD / Digital
Release Date: 2026.04.10
Price(CD): 2,200 yen + tax

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック4曲収録
※解説付き予定


海を“人格”として見つめ、声と息遣い、環境音がひそやかに波打つ。Félicia AtkinsonとChristina Vantzouが友情と想像力を儀式のように編み上げたコラボレーション・アルバム

2009年に出会った Atkinson と Vantzou は断続的にコラボレーションを続けてきたが、2019年にパリ・フィルハーモニーで行われたコンサートが、本作の直接的な契機となった。現在はそれぞれ海沿いに暮らしており(Félicia は英仏海峡沿岸、Christina は地中海沿岸)、海は自然と彼女たちのミューズとなった。「海は単なる絵葉書的な存在として捉えられているのではありません」と Atkinson は語る。「むしろ、一人の人格のようなもの。エネルギーであり、謎であり、海辺に生きる人間として日々向き合う複雑な存在なのです」。大地や海岸線との対話のなかで、彼女たちの言葉と音の生成は聖礼的な性格を帯びていった。「奉仕の感覚、儀式的な感覚が、この作品には深く流れています」と Vantzou は述べる。「以前にも感じたことはありましたが、Félicia と制作するこのプロセスの中では、より強く感じられました」。

声、息遣い、水的なテクスチャーが『Water Poems』の海洋的な神秘性を特徴づけている。Vantzou にとっては新たな試みであり、Atkinson の作品においては長年の特徴でもあるスポークンワードは、ここでは互いに、そして水辺そのものに語りかけるような関係的な親密さを獲得している。言葉は2年をかけて共同で組み立てられ、根源的な無垢さをもって、生命の中を流れる見えない浮力や潜在的な流れへと意識を導く。「なぜ船は浮かぶのか? なぜ飛行機は飛ぶのか? なぜ身体は泳げるのか? なぜ人は夢を見るのか?」。至近距離で録音された声とフィールドレコーディングから始まった音像は、シンセサイザー、ゴング、メタロフォン、ピアノ、ヴィブラフォン、ローズ、ギター、メロトロンへと広がっていった。

冒頭曲「Film Still / The Sea」における潮の満ち引きを思わせるピアノは、アルバムの潜在意識的な水域へと聴き手を引き込む。この曲には、Vantzou がデルフォイで録音したフィールドレコーディングが含まれており、ピュティアの神託で知られるこの地に、彼女のギリシャ的ルーツがさらなる層を加えている。地質的な記憶を声として立ち上げるこの楽曲、そして『Water Poems』全体は、海岸保全と海辺とのより深い関係性を呼びかけている。本作の収益の一部は、ギリシャ地中海を対象とした非営利の保全プログラム「Arion」に寄付される。長年の友人でありコラボレーターでもある John Also Bennett は、アルバムの宇宙的な最終曲「Scorpio Purple Skies」において、エレクトリックギター、ラップスティールギター、そして声で参加している。豊かな編成は、本作のSF的な情景と儀式的な雰囲気を支えている。

『Water Poems』は、ギリシャのイドラ島にある18世紀の邸宅 The Old Carpet Factory、ローマの16世紀建築であるヴィラ・メディチ、そしてノルマンディーにある Atkinson の自宅スタジオ Les Dunes で録音された。歴史的な格式以上に、これらの土地が持つ具体的な時間の重なりが音楽を形作った。Atkinson は「不思議な磁力を持つ場所」に惹かれたと語る。ヴィラ・メディチでは「石や鉱物がスポークンワードの要素を導いた」という。「私たちは感覚、雰囲気、音に深く向き合っています」と Vantzou は続ける。「それが何を呼び起こし、何に仕えているのか。私たちの場合、水、空気、岩、宇宙といった生命に不可欠な基本要素に焦点を当てています」。クレタ島からファイルをやり取りしながら、Vantzou は最終ミックスを完成させた。海との接続を保ったまま行われたミキシングは、穏やかな忍耐と重要な「間」によって形作られている。

『Water Poems』は、海洋生物学者レイチェル・カーソンの言葉を想起させる。「海の縁に立つことは、地上の生命の中で最も永続的なものに近い知を得ることだ」。本作は、この海洋的な感覚を静けさと知性の源として儀式的に称えている。過激な意見と環境破壊に晒された世界において、『Water Poems』は「源の源」へと私たちの注意を向ける。そうすることで、人間の根源的で動物的な感覚と再びつながり、より深い流れに耳を澄ますための空間を開いている。


Track List:

01. Film Still / The Sea
02. A Secret
03. With / You / Movement / Creatures
04. Little Piano Rivers
05. Shines for Eternity
06. Amour, a liquid state
07. You are Porous
08. Scorpio Purple Skies (Feat. John Also Bennett)
09. Film Still / The Sea (Instrumental)*
10. A Secret (Instrumental)*
11. Shines for Eternity (Instrumental)*
12. Scorpio Purple Skies (Feat. John Also Bennett) (Instrumental)*

* Bonus tracks for the Japanese CD edition

 

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