RELEASES

dip in the pool “8 red noW” [ARTPL-158]


Artist: dip in the pool
Title: 8 red noW

Cat#: ARTPL-158
Format: CD

※歌詞カード付き
※正方形紙ジャケット仕様(帯付き)

Release Date: 2021.10.20
Price(CD): 2,300 yen (税込2,530 yen)

Payment: PayPal / Shipping Worldwide: Post (small packet) ※日本でご購入の方はこちらから(クリックポストは送料無料)


海外からの再評価が進み、国内外の様々なアーティストからラブコールを受けているdip in the poolが1997年にリリースしていたポップでカラフルなアルバム『Wonder 8』から6曲を抜粋しリマスタリング、そして新曲2曲を追加してアップデートした新たな8つのワンダフルな曲世界『8 red noW』。

1983年に作/編曲を担当する木村達司(track)と、モデル、女優としても活動している作詞担当の甲田益也子(vo)によって結成されたデュオ。86年にイギリスの名門ROUGH TRADEよりデビューし話題となった。木村達司が構築する巧みなトラックに甲田益也子の幻想的なヴォーカルを融合させる確固たるスタイルで、マイペースに活動を続け、今日までに計10枚のアルバムをリリース。昨今の80年代日本音楽の世界的評価の流れもあり、近年はVisible Cloaksと共作するなど、海外からの再評価が著しく、国内外から脚光を浴びている。

90年代後半に一時期活動を休止し、2011年に再開したのだが、その休止前最後にリリースしていたのが『Wonder 8』である。ドリーム・ポップやアンビエントなどにリンクする幽玄的なサウンドを披露してきた彼らだが、『Wonder 8』ではそういった要素は残しつつも一際ポップなサウンドを見せている。小気味良いビートと様々な音色がシンプルながら綿密にレイヤードされたトラックに、たおやかなヴォーカルが漂う心地よくカラフルな音世界。本作『8 red noW』は『Woder 8』から6曲を抜粋し、リマスタリングし、2021年9月にリリースした、最新曲で、1992年にMr.Fingers名義でリリースされたLarry Heardのリリカルなチルアウト・ハウスのカヴァー「What about this love」、そして兼ねてから交流が深く、日本でライヴ共演も果たした、モントリオールを拠点に活動しているプロデューサーCFCFとの共作曲「Colour of Life」を追加収録し、新たな8曲にアップデートした作品。

元々は97年の作品であるにも関わらず、全く色褪せることはなく、時代が転換したこともあり、むしろ現代的にすら感じられ、時を超えて聴かれるべき新鮮な息吹を放っている。

清水靖晃、Satoshi Tomiie、窪田晴男、バカボン鈴木、水政創史郎、古川初穂、赤木りえ、松田幸一、CFCFが参加。

アートワーク/アート・ディレクションは盟友Mic*Itayaが担当。


TRACK LIST:

01. Lucy
02. What about this love
03. I feel so good
04. Spring of love
05. 緑の光線
06. She’s a fruit
07. On LINE
08. Colour of life

Guest Musicians:
Yasuaki Shimizu, Satoshi Tomiie, Haruo Kubota, Vagabonde Suzuki, Soshiro Mizumasa, Hatsuho Furukawa, Rie Akagi, Kohichi Matsuda and CFCF

 


ARUSHI JAIN “Under the Lilac Sky” [ARTPL-157]


Artist: Arushi Jain
Title: Under the Lilac Sky

Cat#: ARTPL-157
Format: CD /Digital
※日本独自CD化
※解説付き
※ボーナス・トラック2曲収録

Release Date: 2021.09.10
Price(CD): 2,200 yen (税込2,200 yen)

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各所から注目を集めているインド出身アメリカ在住のモジュラー・プリンセスArushi Jainが遂に本邦初登場!
インド古典音楽の伝統的な響きをモジュラー・シンセで再現し、日没を彩る黄昏のアンビエント・シンセサイザー・ラーガ!

インド生まれでアメリカ在住の作曲家、モジュラー・シンセサイザー奏者、ヴォーカリスト、テクノロジスト、エンジニアであるArushi Jain。かつてはOSE名義で自らが創設したレーベルで、ラジオ番組/キュレーター・プロジェクトでもあるghunghruから作品をリリースしていたが、Leaving Recordsへと移籍し、本名名義でのデビュー作「Under the Lilac Sky」を完成。

Arushiは伝統的なインド古典音楽を電子楽器のレンズを通して再解釈することに焦点を当てている。スザンヌ・シアニやテリー・ライリーなどの電子音楽の名手たちを継承しつつ、自身の音楽的遺産や生い立ちを個人的に探求しながら、古代の音を現代的な枠組みの中で再構成している。本作は、映画のような意思表示であり、Arushiが音楽の歴史に敬意を表しつつ、大胆なサウンドの視点を提示したアルバム。このアルバムは、ヒンドゥスターニー・クラシックとモジュラー・シンセサイザーという2つの異なる文化が融合したもので、インドとカリフォルニアで過ごした間に、自身の音楽性を構成する2つの部分が1つに進化したことを表している。現代的な電子音楽の中にヒンドゥスターニー音楽の躍動感を引き出しており、モジュラー・シンセサイザー、サンプラー、そして自分の声を使って、アンビエントなテクスチャー、歪んだリズム、幻惑的なグリッチに重点を置いたヒンドゥスターニー音楽の相互作用を作り上げ、極めて独創的なサウンドを構築している。

本作は時間帯と、それが音楽との関わり方に与える影響も大きなテーマになっており、6曲のアンビエント・シンセサイザー・ラーガは、日没の時間帯に聴くことを意図しており、意識的に聴くことで、リスナーを自分自身への内面へと誘う。Arushiは「太陽が空に別れを告げて、色が紫やピンクなどの美しい色合いに変わる瞬間を知っていますか?それは、このアルバムが最も輝く瞬間なのです。深く聴けば聴くほど、より多くの色合いが見えてきます」「インド古典音楽には、時間と季節の概念があります。それぞれのラーガ(インド古典音楽の音楽理論に現れる旋法/メロディーの枠組み)には、その真価を発揮するために聴かれるべき特定の時間帯があります。これは、あなたを取り巻く環境が、あなた自身の音や呼吸と最も調和しているのはいつなのか、そしてそれは、あなたがその瞬間のビジョンを実現するためにどのようにサポートされているのか、という問いを示唆しています。このアルバムは、そのようなタイムリーな儀式への頌歌であり、自分の好きなことをするための時間をとっているときに聴くのが一番です」と述べている。

幼少期から北インドに特有の古典流派であるヒンドゥスターニー音楽、そしてその伝統の中心にあるラーガを学び、カリフォルニアへと移住し大学で工学とプログラミングを習得した彼女にしかできない、伝統的な響きをモジュラーシンセサイザーで再現する独特の手腕は、極めて独創的で注目すべき才能である。

本作は日本のみでリリースされる独自CD盤。ボーナス・トラックとして2019年にサンフランシスコのMEZZANINEでのライヴからピックアップした音源がボーナス・トラックとして収録されている。(マスタリングはMatthewdavidが担当)


TRACK LIST:

1. Richer Than Blood
2. Look How Far We Have Come
3. The Sun Swirls Within You
4. My People Have Deep Roots
5. Cultivating Self Love
6. Under The Lilac Sky
7. Live at MEZZANINE, San Francisco 2019 (excerpt) [Bonus Track]

 


COLLOBOH “Entity Relation” [ARTPL-154]


Artist: Colloboh
Title: Entity Relation

Cat#: ARTPL-154
Format: CD

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック2曲収録

Release Date: 2021.09.10
Price(CD): 2,000 yen (税込2,200 yen)

Payment: PayPal / Shipping: Post (small packet)


Matthewdavid主宰のLeaving Recordsがフックアップした期待のニュー・カマー!デビューEP『Entity Relation』にボーナス2曲を加えて日本独自CD化決定!
ナイジェリア出身で現在はボルチモアを拠点に活動しているアーティスト、Collobohの5曲入りデビューEPに、ボーナス・トラック2曲を追加して日本のみでCD化!温故知新なアプローチでモジュラーを駆使しフロアとリスニングを横断するカラフルで極上なエレクトロニック・ミュージック!

詳しい素性は今のところ謎に包まれているナイジェリア発ボルチモア拠点の若きエクスペリメンタル・プロデューサー、Collins Obohによるソロ・プロジェクト、Colloboh。モジュラー・シンセサイザーを駆使して、色彩豊かなエレクトロニック・ミュージックを紡ぎ出す期待の逸材である。本作は先鋭的なアーティストを輩出し続ける、Matthewdavid主宰のLeaving Recordsからリリースとなる5曲入りデビューEP『Entity Relation』にデビュー曲「Zero Day」さらに未発表曲の「Let Love」の計2曲をボーナスとして追加しての日本独自CD。

図太く軽快なビートに煌めきと浮遊感が融合するウワモノのレイヤーが絶妙のバランスで交錯し、リズミカル且つドリーミーに展開するエレクトロニック・ミュージックに引き込まれる。Aphex TwinなどのWarp直径のIDM〜エレクトロニカ的展開からヴォーカルをフィーチャーしたソウルフルな様相、LAビート的なチル〜幻想感などがフットワーク軽く展開し、多彩/多才なアプローチが見られ、その完成度はデビュー間も無いとは思えない一線を画したものを感じさせる。メロディ・センスも巧みで、流れるように展開する全7曲は決して聴き飽きることなくフロアとリスニングを横断するよう。ここ日本でも幅広い層から支持を得られることは間違いない。

なお、本編のマスタリングは同じくLeavingから作品をリリースしているZeroh。ボーナス・トラックは「Let Love」をMatthewdavid、「Zero Day」をDaddy Kevがそれぞれ手がけており、デザインはバーガーキングのリブランディングのデザイン・ディレクターも務めたJustin Finesが担当している。


TRACK LIST:

1. Turning&
2. Borderline
3. RPM+
4. One2MANY
5. Reasons (feat. Bahdboi Ena)
6. Let Love (Bonus Track)
7. Zero Day (Bonus Track)


QUICKLY, QUICKLY “The Long and Short of It” [ARTPL-156]


Artist: quickly, quickly
Title: The Long and Short of It

Cat#: ARTPL-156
Format: CD

※正方形紙ジャケット仕様
※解説・歌詞・対訳付き予定

Release Date: 2021.08.20
Price(CD): 2,000 yen (税込2,200 yen)

Payment: PayPal / Shipping: Post (small packet)


Ghostly Internationalがサインした大注目のオレゴンはポートランド出身の新世代の奇才トラックメイカーGraham Jonsonによるソロ・プロジェクトquickly, quicklyの日本デビューが決定!

若干20歳のZ世代の神童、Graham Jonson によるquicky, quicklyの渾身の新作!
独自の世界観でリズム/ビートを探求し、ジャズ、ヒップホップ〜チルビーツ、R&B、サイケ・ポップを横断しながらジャンルにとらわれない独自のスタイリッシュでメロウなサウンドを構築する凄まじい才能が大きく飛躍した2021年下半期を彩る注目作。

オレゴン州ポートランドを拠点とする弱冠20歳の奇才、Graham Jonsonによるソロ・プロジェクトがGhostlyとサインしての新作を完成。
彼は幼児期にピアノを弾き始め、小学5年生のときにJディラの音楽に出会い、そして16歳までにシングルを自主リリースするという極めて早くから音楽活動を始めていた。2017年に「quickly, quickly」という名前で初めて登場した後、SoundCloud、YouTube、Redditなどのビート系のコーナーで熱烈なファンを獲得していく。初期のトラックの中には、Spotifyでの再生回数が1,000万回を超えたものもあるが、この数字は、Grahamの作品が伝統的な業界のコネを使わずに共鳴していることを示すものではない。彼のキャリアはDIYによるインターネット上の奇才的なサクセス・ストーリーだが、現在20歳の自身の評価によれば、彼は今ようやく本気になったばかりなのだ。Ghostly Internationalからのデビュー作である本作『The Long and Short of It』では、Grahamは自分のプロジェクトを本格的なソングライター、ヴォーカリスト、アレンジャーとして再構築し、ドラムからキーボード、ギターまでほぼすべてを演奏している。そのサウンドは、ジャズ、ヒップホップ、R&B、サイケ・ポップにまたがっているが、全くジャンルにとらわれない道を示唆している。

GrahamはStones Throwのカタログを愛聴してようだが(お気に入りはMadlibの『Quasimoto』)、根底にあるのはリズムの探求。有機的な楽器編成とバース・コーラス構造という新しいパレットの中で自分の直感を信じており、テンポに気を配りながらトラックが滑ったり跳ねたりすることで、彼の場面構築やストーリー・テリングのコツが浮き彫りになっている。これまでの作品は、ベッドルームで制作されたビート・ミュージックのように、受動的なリスナーに適したものが多かったが、本作は、そのようなニッチな分野で培われた才能を活かして、より能動的なリスナーを求めるスタイルへと進化しており、耳に残る曲、目を見張るようなプロダクション、ジャンルを超えた真摯な曲作りで表されている。

冒頭の「Phases」では、アルバム唯一のゲスト・ヴォーカルとして、著名な詩人であり活動家でもあるSharrif Simmonsが、セッション中に即興で書いた宇宙的実存主義をテーマにしたサイケデリックな詩を披露。激しい口語表現が展開されると、Micah Hummelのドラム・グルーヴとElliot Cleverdonのストリングスが熱狂的に鳴り響き、Grahamのマイクと鍵盤をエネルギッシュにバックアップしている。曲の後半は催眠術のようなインストゥルメンタルに移行し、ギターのラインにドラムが絡み合い、ゆったりとした展開を挟んだ後、倍の力強さで再構築し、至福のカタルシスをもたらすHailey Niswangerのサックス・ソロへと続いていく。

次の曲「Come Visit Me」は、Grahamのガールフレンドのために書かれたもので、彼が密かに順応しようと努力していたロサンジェルスに彼女と一緒にいたいという、シンプルで甘いホームシックの訴え。結局、彼は11ヵ月後にポートランドに戻り、LAで作った曲の多くを破棄することになった。しかし、いくつかの曲は残しており、その中には、ベースのグルーヴの効いたスロウ・ジャムのようなこの優しい曲も含まれており、彼の2年後の視点からのヴァースも加えられている。

「Shee」は彼のガールフレンドのギターで書かれたもので、すべてのフレーズがシンプルな愛で輝いている。この白昼夢のようなサウンドのストリングスとハミングの靄の中に漂っていると続く「Leave It」のループするドラムが飛び込んでくる。小気味良いリズムの上で、ピアノとギターを重ねていき、崇高なアンビエント・サイケデリック・ジャズのアウトロへと流れていく。「I Am Close To The River」では創作のマンネリ化を解消するためにピアノに戻る。この曲は、彼がウィラメット川沿いで体験した精神的な出来事がベースになっているようで、家に帰ってすぐこの曲を紙に書き留め、時間をかけて、きらめくチャイム、飽和したパーカッション、Elliot Cleverdonによるオーケストラ・ストリングスをミックスした、牧歌的なアレンジを施完成させた。

アルバムの後半のハイライトである「Everything is Different (To Me)」は、キャッチーなギターのループ、クラシックなヒップホップのドラムブレイク、ストリングスのうねり、ずるいコード進行の変化など、Grahamが無気力になってしまったことを綴った歌詞とは対照的に、新機軸の特徴が一気に盛り込まれている。終盤の「Wy」では心に訴える一連の質問から空気のようなシンセサイザー、彼の思索的なギター、そして心を落ち着かせる水滴の音で構成された、広がりのあるアウトロへとフェードし、最後の「Otto’s Dance」では、彼が好きなブラジルのアルバム、Milton NascimentoとLô Borgesの「Clube Da Esquina」を彷彿とさせるインストゥルメンタルの短い余韻で幕を閉じる。

『The Long and Short of It』は、若いアーティストの人生における変遷、自己確認、そして大きな飛躍をまとめた作品。若干20歳のZ世代の神童、quicky, quicklyの本領発揮した渾身のニュー・アルバムである。


TRACK LIST:

01. Phases (ft. Sharrif Simmons)
02. Come Visit Me
03. Interlude
04. Shee
05. Leave It
06. I Am Close to the River
07. Feel
08. A Conversation
09. Everything is Different (To Me)
10. Wy
11. Otto’s Dance

 


TAMMY LAKKIS “Notice” [ARTPL-155]


Artist: Tammy Lakkis
Title: Notice

Cat#: ARTPL-155
Format: CD / Digital
※日本独自CD化
※ボーナス・トラック2曲収録
※解説・歌詞・対訳付き予定

Release Date: 2021.07.23
Price(CD): 2,000 yen (税込2,200 yen)

Payment: PayPal / Shipping: Post (small packet)


現代デトロイト・シーンを牽引するのドラマー/トラック・メイカーのShigetoとその弟Ben Saginaw(Ritual Howls)が立ち上げたレーベル、Portage Garage Soundsが発掘した秘宝、Tammy Lakkisが遂に日本デビュー。

すでに一部のクラブ系リスナーから絶賛されているデビューEP『Notice』(アナログのファースト・プレスは即完)に同時期に制作していた2曲を追加して日本のみでアルバム仕様でCD化。ここ日本でも多大な支持を得ること必至の逸材。
タイトル・トラックのどこか妖しげながら爽快なディープ・ハウス「Notice」はサマー・アンセムになること必至。
今夏の必聴作。

レバノンからの移民の娘であるLakkisは、オンタリオ州ウィンザーとミシガン州ディアボーンハイツで育ち、現在はハムトラックを拠点に活動しています。彼女はシンガー、ソングライター、プロデューサー、DJとして多方面で活躍。ライヴ・パフォーマンスでは、心に残る美しい唯一無二の声で、英語とアラビア語のバイリンガルで歌い、多くの人の心を掴んでいる。元々はシンガーソングライターとして活躍していたが、この3年間夜な夜なダンスフロアとスタジオを行き来しながら、デトロイトのアンダーグラウンド・シーンに接し、それに呼応するかのように、独自のサウンドを開発してきた。そして現代デトロイト・シーンの中核Shigeto率いるPortage Garage Soundsが契約し、本作のリリースへと至った。

この作品『Notice』は、COVID以前の人生のタイムカプセルのようなもので、彼女が何年もかけて作曲し、開発し、技術を磨いてきたドキュメント。この『Notice』ダンス・ミュージックのスペクトラムを超えた4つのトラックで、それぞれのトラックがユニークな色を発している。

「Hello??」
イントロダクションの波。パーカッションを多用したスラップは、ダークな雰囲気と遊び心の間を行き来し、まるで恐竜がハンマーで目に入るものを壊しながら踊るようです。威嚇的でファンキーな図太いベースが炸裂し、その上を歪ながら心地よく加工されたヴォーカルが飛び跳ねながら “Hello? “と問いかける。ステレオできらめき、耳を色で満たしながら、”誰かいるのか?”と自問するように忍び寄ってくる。

「Wen Rayeh」
アップビート、遊び心。復讐に燃える、卑劣な。蛇のように。シンプルでメタファーに富んだ伝統的なアラビア語の歌の歌詞構造と、突き刺すような執拗なパーカッションを持つ実験的な電子音を融合させた極上のエレクトロニック・アヴァン・ポップ。

「Shark Island」
ハードウェアのライヴ・テイク、ファットでサグいベース。遊び心があって、キュートで、邪悪。フラミンゴの島を周回するサメたち。周期的でグルーヴィでディープなテクノ〜ハウス・サウンド。

「Notice」
ラヴ・ソング。バラード。ジョン・ヒューズの未公開映画の中のクライマックスを飾る曲というコンセプト。デトロイトのダンス・フロアにインスパイアされた、10代の頃にレイヴや高校のダンスで聴いてみたかったクロスオーバー・ヒット曲のようなディープ・ハウス・サウンド。久しぶりに太陽の光を見る。窓を開けて運転すること。視点を変えることへのラヴ・レター。実現と変化の中にある美を讃える。2021年のサマー・アンセム。

これらの4曲に加え、同時期に制作していたという、「Get Up」と「Moon Rock」の2曲をボーナス・トラックとして加え、日本のみでアルバム仕様でCD化。
デトロイトのアンダーグラウンドに根ざした秀逸なサウンド・プロダクションと英語+アラビア語による独特の歌唱が相まったスタイルは颯爽とフロアとリスニングを横断し、ジャンルの垣根を越えてここ日本でも支持を集める必至だろう。

Over the last three years, Tammy Lakkis spent her nights between the dance floor and the studio, developing her own unique sound – in celebration of, and in reaction to Detroit’s underground.

The daughter of Lebanese immigrants, Lakkis grew up in Windsor, Ontario and Dearborn Heights, Michigan and is now based in Hamtramck. She is a versatile singer, songwriter, producer, and DJ; in live performance she is known for her all-hardware sets, singing bi-lingually in English and Arabic with a hauntingly beautiful, one-of-a-kind voice.

“Notice” is the first vinyl release from Tammy, a document of years writing, developing, and honing her craft, a time capsule to life before COVID. The “Notice” EP is four tracks across the spectrum of dance music, each track a unique color.

“Hello??”
An introductory wave. A percussion heavy slapper riding the fine line between dark and playful, like a dinosaur dancing with a sledge hammer breaking everything in sight. A menacing bass line makes your stomach drop while processed vocals prance on top of it asking the question “Hello??”. Shimmering in stereo, filling your ears with color while creeping in to make you ask yourself “is anyone out there?”

“Wen Rayeh”
Upbeat, playful. Vengeful, sneaky. A snake. Contemporary diasporic Arabic electronic avant-pop. Fuses lyric structure of simple but metaphor-driven traditional Arabic songs with experimental electronic sounds with piercing, relentless percussion.

“Shark Island”
Hardware live take, big and bad bass. Playful, Cute, and evil. Sharks circling an island of flamingos. Cyclical.

“Notice”
A love song. Ballad. A series of moments, building; The song at the pinnacle moment in an unreleased John Hughes movie. Inspired by Detroit’s dance floors, a crossover hit you wish you heard when you were in your teens at a rave/high school dance. Seeing the sun for the first time in a while. Driving with the windows down. Love letter to shifting perspectives. Celebrating beauty in realization and change.

The song of the summer.

Written, Produced and Performed by Tammy Lakkis
Recorded in Hamtramck, MI
Mastered by Dietrich Schoenemann at Complete Mastering
Pressed by Archer Record Pressing, Detroit
Design and Layout by Ben Saginaw and Vinnie Massimino
©℗ MMXXI Portage Garage Sounds


TRACK LIST:

1. Hello??
2. Wen Rayeh
3. Shark Island
4. Notice
5. Get Up (Bonus Track)
6. Moon Rock (Bonus Track)

 


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