Laura Gibson 『La Grande 』[HEADZ(twinkle)/ HEADZ 161]

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2009年の秋、同郷のイーサン・ローズとともに来日し、素晴らしいライヴ・パフォーマンスを披露したローラ・ギブソンがソロとしては約3年振りとなるサード・アルバムをリリースする。
前作『ビースツ・オブ・シーズンズ』(twinkle 2 / HEADZ 129)から約3年振りとなるアルバムは彼女の出身地でもあるオレゴン州の北東部にあるワラウワ渓谷の真東にある街と同じ名前のタイトルとなった。
2006年の1stアルバム『If You Come To Greet Me』と同様に共同プロデューサーにアダム・セルツァー(M・ウォード、ノーフォーク&ウェスタン)を迎え、タイプ・ファウンドリー・スタジオを中心にレコーディングされている。
このアルバムにはキャレキシコのJoey Burns(ジョーイ・バーンズ)、ザ・ドードーズのMeric Long(メリック・ロング)とLogan Kroeber(ローガン・クローバー)、昨年リリースしたアルバム『ザ・キング・イズ・デッド』が全米アルバム・チャートで初登場1位を記録したザ・ディセンバリスツのNate Query(ネイト・クェアリー)とJenny Conlee(ジェニー・コンリー)、クラリネット奏者のJilly Coykendall、“Blumberger”としても知られているドラマーのデュオ、Rachel BlumbergとMatt Berger、トリステザ/ミュゼ・メカニークのSean Ogilvie(ショーン・オギルヴィー)他がゲスト・プレイヤーとして参加している。
このような多彩なゲストが参加し、サウンド面は今まで以上に豊潤かつ明瞭なものとなったが、ローラのタイムレスでヴィンテージな歌声が中心に据えられることで、彼女のヴォーカリストとしての魅力がより引き立った作品となった。
本国アメリカではHUSHとBarsu Recordsとの共同リリース(前作まではHUSHのみ)、ヨーロッパではCity Slangからリリースされ、これまで以上に注目されることは必至。
過去2作品の良い部分を上手くミックスし、懐かしくも古くさくなく、どことなく新しさも感じさせる彼女の最高傑作。

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